雷神の鉄槌: 人情同心 神鳴り源蔵 (光文社文庫 こ 15-27 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2014年9月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334768089
感想・レビュー・書評
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今回は、竜吉、六助二人の恩人とも言える「およう」がキーポイント。婚家を逃げて江戸に来たと思われるおようの行方を追う二人。
偶然江戸であった角兵衛獅子の昔の知人からも、行方を探す手伝いをと頼まれるのだが。
その知人が殺される。
思わぬ結末になってゆくのだが、、、。
相変わらずのストーリーテラーぶりで、一気に物語に引き込む力量がすごい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雷神の鉄槌 ー 人情同心 神鳴り源蔵シリーズの6作目
2014.09発行。字の大きさは…小。
捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス
竜吉は、角兵衛獅子の見張り役の遊佐吉兄貴から越後西蒲原郡月潟村の角兵衛獅子の親方の娘・おようが婚家である米問屋・北国屋長太郎から男と出て江戸へ逃げたと言われた。その上、北国屋は、おように刺客を送ったという。
竜吉は、おようを捜していると骨董屋の須摩屋安五郎と知り合う。
安五郎は、竜吉に火盗改めの役宅に盗みに入って香木「夕鶴」を盗んでくるように言う。その代わり、おように会わせると言うがどうも…。
最後は、凄いことになった。予想もしていなかった。
【読後】
須摩屋安五郎は、「道具屋から探してみてはどうか」と言う、この安五郎はポイントかもと思う。
ちょとした文章を読むとすぐこれがどう係わるのかな、道具屋の須摩屋安五郎は何でこんなに親切なんだ…、なんか文章を読むと考え、気に留めながら読んでいる。
なかなか先が見えない、犯人だと思っても、また別の者が出て来る。謎が謎をよぶ。
最後は、凄いことになった。予想もしていなかった。
え~、何でこうなるの…。
南町奉行所定町廻り同心・尾上源蔵が主役と言うより岡っ引きの竜吉が主役で、源蔵が物語を引き締めている。スパイスのような感じだ。
【コメント】
小杉健治さんの「人情同心 神鳴り源蔵シリーズ」が第1巻しか読んでないのに、第11巻が予約順位1番で来そうなので、急遽第3巻から読んでいます。
なお、第2巻は貸出中のため第3巻から読んでいます。
丁寧に読んでいます。
手元に第3巻~第8巻まで揃いました。
残りは、第2巻、第9巻、第10巻の3冊になりました。
しばらくは、このシリーズが続く事となります。 -
おようさんも出てくるし、竜吉が手下にならなきゃいけない理由も出てなにより。
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結構面白い・・・盗賊が同心と張り合いながらも
同じ事件を追う様が無理なく書いてある -
第六弾、メインに竜吉を据えている。過去の月潟村での懐かしい思い出と現在の事件に繋がりが
女の本性とは?源蔵の推理がさせわたり、そして無事竜吉も手先に