身も心も (光文社文庫 も 11-7)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768126

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  • 妻に先立たれ、毎日を無気力に過ごす礼二郎。彼を変えたのは、絵画同好会での幸子との出会いだった。やがて二人は恋に落ち、喜びも悲しみも分かち合いながら愛を育む。たとえ周囲の人間に後ろ指をさされようとも。だが、礼二郎は不意の病に蝕まれて…。ときめきを忘れかけていた男女が、限られた時の中で紡ぐ切実な恋愛模様を、まばゆいほどに美しく描く感動作。

  • 人はみな生き様を考えることはあっても、死に様を考えることはまれだ。でも安らかな死に様を迎えることは、案外いいものだと思わせてくれる作品。

  • 141130

  • 未だに苦しめられている壮絶な過去を持つ女性と、死に行く恐怖に怯える男性の物語。
    ただただ相手の心に寄り添いたいと願う、男女の美しい話。

    結末なんかどうだっていい、とても綺麗でした。
    とても綺麗な気持ちになれました。

    よい本に出逢えたと思います。

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著者プロフィール

一九五四年、東京生まれ。九〇年『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補、九二年『サウダージ』で三島由紀夫賞候補。『ぴあ』の編集者を経て、九六年より作家専業。二〇〇四年に刊行された『夜の果てまで』は三十万部超のべストセラーとなる。著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』(祥伝社文庫刊)、『いつの日も泉は湧いている』『蜜と唾』など多数。

「2020年 『焼け跡のハイヒール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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