笑う忠臣蔵: 女子大生桜川東子の推理 (光文社文庫 く 10-15)

著者 :
  • 光文社
3.00
  • (0)
  • (5)
  • (8)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 96
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768263

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  同工異曲の話が6話つづく。
     第4作らしいが、以前のは読んだだろうか。1作ぐらい読んだ気がする。
     安楽椅子探偵ものには、目の前で真犯人が指摘されるカタルシスが無い。
     ヤクドシトリオによる昭和芸能史にも乗れず、マスターのボケにも僕のツッコミにも乗れなかった。桜川東子を始め、感情移入できるキャラクターも出てこなかった。
     歌舞伎について多少知識が得られたので☆三つ。

  • 桜川東子シリーズ、第4弾。

    今回のモチーフは、歌舞伎の演目。
    ややマンネリ化してきた。
    マスターの意味不明な発言も、邪魔なだけになってきた…。

  • すぐ読める。これが鯨。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    夜ごとバーに集う私立探偵の工藤とライターの山内に、マスターの島。三人揃ってヤクドシトリオは往年の銀幕スター話に興ずる。そこに美貌の大学院生桜川東子が揃えば未解決事件の話題に様変わり。アルバイトの阪東いるかも加わり、いっそうにぎやかに盛り上がる!今回はあっと驚く歌舞伎の新解釈で、東子が見事に真相を究明!大好評のバー・ミステリシリーズ!

  • 主人公による歌舞伎の演目の新解釈が、面白かったです。
    知らなかったトリビアもあったりして、まだまだ知らない事が沢山ある歌舞伎って、やっぱり凄いな、と。

    マスターのいらない話に思うことは、他の登場人物のリアクション同様だったのには、読みながら笑っちゃいました。

    歌舞伎入門の書として、オススメしたい一冊です。

  • 歌舞伎演目みたいな未解決事件の真相を推理

  • シリーズは安定感が出てきてますね。そこに、新しいキャラクターが加わって、ちょっと新鮮味を出しつつ、かつ、これまでのキャラクターのアクが強くなってるかな、という感じで、ますます楽しめました。この世界観、いいですね。
    とにかく、あっという間に読める、そして、新しい視界が開ける感じが楽しい。
    シリーズが安定したせいか、読んでの衝撃感というものは少なくなったようにも感じますが、楽しさは変わりません。

  • ワイドショーで流された話題の事件を古典芸能の筋書きになぞらえて、新たな解釈を交えつつ解決していくこのシリーズ。
    冒頭には昭和芸能に関する薀蓄が飛び交う益体の無い会話が繰り広げられていく場面が、飽きもせずこんなに続けられるものかと驚かされる。

    しかしながら、変化している部分もある。

    作品を経るに従ってクドさを増しているマスターの存在。読者もすでにつっこむのに飽きてしまうくらいだ。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鯨統一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×