応仁秘譚抄 (光文社文庫 お 35-5 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768621

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  • 岡田秀文『応仁秘譚抄』 #読了
    足利義視、日野富子、細川勝元、足利義政。
    応仁の乱を、それぞれの立場から描く構成。

    おなじ出来事をそれぞれの視点で切り取るため、複雑な応仁の乱が比較的わかりやすい。

    それぞれに理想があり、決して私利私欲のためではなかったのに、なぜものごとは悪しき方へと進むばかりなのか?

    思惑通りにいかないもどかしさに、一応の理由付けがなされ、よくまとまった時代小説。

  • 応仁の乱前後を足利義視、日野富子、細川勝元からのそれぞれの視点から描きながらも、最後に足利義政に仕えた腹心の独白として実は全て足利義政がある目的を実現するための筋書き通りに運んだという、足利義政ヤベぇー!となるようなお話。
    本当だったら足利義政凄い。

  • 応仁の乱
    ぐだぐだで、きっかけも展開も、終点も
    消化不良になるけど、日ノ本を混乱に導いた大乱
    3つの視点で重層的にみせられた真実と
    義政によるどんでん返し・・・いい

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