呪縛の家 新装版 (光文社文庫)

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著者 : 高木彬光
  • 光文社 (2015年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768997

呪縛の家 新装版 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 新興宗教・紅霊教の関係者である同窓生からSOSの手紙を受け取った松下。
    紅霊教本部ではおどろおどろしい予言が次々に実現していく。天才神津が参戦しても止まらない殺人。

    「刺青殺人事件」で快刀乱麻を断つごとくの名推理を見せた神津が犯人の後手に回っているのでハラハラしましたが、読み終えてみると神津の人間らしさが際立ったような気がしました。
    そして犯人の動機解明が読ませどころかと思いきや、ラストにもう一発食らいます。
    特別にひねったオチではないのですが、その描き出し方が醜悪かつ効果的でちょっと唸らせられました。

  • 紅霊教という新興宗教の本部で教義になぞられた連続殺人事件が発生し、神津恭介がその謎を解いていきます。
    おどろおどろしい雰囲気、密室殺人、遺産相続、抜け穴…横溝正史を彷彿とさせる設定と、最後の最後まで予断を許さない展開で面白いですし、犯人指摘後ゾクリとさせられるオチもありお腹いっぱいです。
    しかし、第一の殺人の状況が非常にアバウトで分り難い、見立てる必然性が薄い、小道具である短刀の扱いが雑など不満を感じる部分が多く、本格推理小説のしての質はもう一つといった印象です。

  • 神津恭介シリーズ。悪徳な宗教団体、そして内部分裂、預言者による殺人の予言、莫大な遺産、密室殺人、そして相次ぐ殺人未遂と殺人。これだけ材料がそろって面白くない訳がない!という期待を全く裏切らない、王道の推理小説に大満足。ただ、表紙が残念…

  • 刺青殺人事件を長いこと積読しておいて、本作の紹介文を読んで即購入⇒即読了してしまった私です。何故に!

    本作を読んでる間、ずっと頭にチラついていたことがありました。「何だこのデジャビュ…神津恭介は初体験な筈なのに…」と、内心ザワつきながら読み進め、神津探偵が出てきた直後に悟りました。

    二 階 堂 蘭 子 シ リ ー ズ に 超 雰 囲 気 似 て る 。

    とかく探偵礼賛に徹しがちなワトソン役と「御目文字かなって光栄であります!」な捜査陣が連ねる美辞麗句を読んでるあたりで気付きました。で、第一の殺人の後に探偵が登場した後も、続々被害者が量産されるんですが、そこまで至ってもいっかな探偵の手腕に疑念を抱かないワトソン君以下には、流石に半目になりました。いや、止められたら読者(こっち)も困るんだけどさ…。

    オーソドックスなトリックと挑戦状と種明かしに微笑んでたら、最後の最後で走る戦慄。まあでも一番戦慄したのは、某有名古典ミステリのネタバレを盛大にやってのけたことですけど…。

    “今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし”紅霊教教祖の孫娘は、湯槽の中で血まみれとなって殺され、予言は的中する。だがそれは、呪われた一族に襲い来る悲劇の序章に過ぎなかった…。教祖を大伯父に持つ旧友の鬼気迫る依頼で、教団本部に出向いた松下研三だったが、ついに神津恭介に救援を求めた。名探偵は、恐るべき凶事の連鎖を止めることができるのか!?

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