- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334769505
感想・レビュー・書評
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普通の飲食店ではなく集まった客からくじ引きで決まった人が作るという不思議なお店の心暖まる話が本当に素晴らしかった
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ほっこりする
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商店街の片隅にこんなお店があったら良いですね。
誰しもきっと辛いことや人には言えないことがあって、そんな荷物をそっと下ろせるような場所。
わずかなひとときでも、あそこにいけば誰かいる、
それだけで乗り越えられることはたくさんあるのではないでしょうか。
レシピ本的なものはあまり手に取らなかったのですが、これを機に少しずつ読むようになりました。
いつか、家族は知らない自分だけのこんな居場所ができたら、もう少し人に優しくなれるかもしれない、そんなことを感じさせる本です。 -
図書館でたまたま見つけて借りてみた。
電車通勤での読書なので、わざわざ嫌な思いをしたくなくて、借りるときはあらかじめ軽くその本のレビューを下調べして、ほっこり系や感動型なら読む、と決めていてこれも心温まるとの口コミだったので楽しみに借りたけど、冒頭の楓ちゃんのいじめはなかなかの壮絶さでだいぶ気分が悪くなった。
とはいえこのエピソードはすぐに終わり、温かな空気感になるけれど、私はそこからの方が世界に入り込んで読めた気がする。
すみっこごはんの椅子とテーブルや代表の件はなんとなくもしかして…と思っていたけれど、カナちゃんの偽名がここでそう活きるのか!と感心した。
そして、すみっこごはんに通うたくさんの人たちが知らず知らずのうちに楓ちゃんを育んでいたんだ、という事実も胸にくるものがあった。 -
「東京すみっこごはん」 読み終えました。 姉から借りて読んだこの本、ハマった! 面白い!!! 共同台所を舞台に繰り広げられる物語 ひとつめのお話、「いい味だしてる女の子」はいじめに悩む女子高生が主人公のお話。 いじめの描写が凄く辛くて、読んでいてしんどくて、胸が痛かったけど どんどん引き込まれるストーリーで一気読み。 作中に出てくる言葉、 「どんな時でも、おいしいごはんを食べなさい。 食べてさえいれば、何とかなるんだからね」 という言葉が私が今まで感じていたこととピッタリ合わさって感動した。
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年齢も職業も異なる人々が手作りのごはんを一緒に食べる。
そんな不思議な交流ができる共同台所“すみっこごはん”。
読むと、家庭料理って温かくて良いなあと思える。
美味しくない時があっても、誰かを想って作った料理なら許せる。
連作短編集で、最後は不覚にも涙が出そうだった。 -
色々な人が集まってくじでその日料理する人が決まる不思議な場所。料理が美味しそうだったり美味しくなさそうだったり、優しかったりちょっと切なかったりする。
2022/3/29 -
ちょっとほっとしたい時に読んでもらいたいお話ですね。