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- Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334772239
感想・レビュー・書評
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面白かったです。熱量すごい。
エリザベス1世より、グローニャのお話だったなぁ…海賊女王の生涯。
グローニャがかっこよすぎて魅力たっぷり。情は深いけど頭が切れて強くて。60代でも船を指揮して、戦場にも乗り込んでいく。
エリザベス1世は半分耄碌してかヒステリックだったし、愛人の機嫌取って…でもこの人もいきなり聡明になったりするのでさすが王。
死んだと思った人が生きてたり、かと思えば死んだり…トイリー。。
「幾つもの生が、触れあい、また離れていく。」まさにこれ。まざまざと。
ラストシーンもしみじみ良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イングランドによるアイルランド侵略とアイルランドの混沌とした状況が、20世紀のアイルランド独立闘争にまで繋がっていることを改めて認識させられる。
女王エリザベス1世と、ほぼ同時期に生きた海賊女王グラニュエル・オマリーとの対比、侵略するものと侵略されるもの、一つの統治国家としてのイングランドと多数の氏族があり混沌とした政治状況のアイルランド、家臣や家族との関わり方、どちらが幸せだったのだろうか?
この本で描かれるグラニュエルは魅力的。そして、この本で描かれる子供達も活発でかわいい。