始末: 吉原裏同心(二十四) (光文社文庫 さ 18-61 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2016年3月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334772505
感想・レビュー・書評
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今回は馴染み客を殺害して足抜けした女郎の話で、比較的小物相手の穏やかな巻でした。
最近南町の桑原同心との連携がどんどん密接になってきて、まるで居眠り磐音と笹塚与力のようです。
いずれも信頼はしつつ、利用されることを快く思っていないのは同じです。
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第24巻の「始末」、メインの事件は女郎のおこうの偽りの小便癖に端を発する足抜けだ。例によって、仙右衛門とお芳に赤子がいまれる事件?と、会所の頭取四郎兵衛の隠し子事件が平行して発生する。川越への船便が印象的だった。
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ラストで
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川越舟運の描写がなんとも良い。新倉から大根川岸にかけて九十九曲がりを飛び切切船は、のっつけら曳き手の力でゆっくりと上って行く。もうちょい涼しくなったら、その跡を辿ってみようかな。
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(・∀・)イイヨイイヨー。
ああ....早く次が読みたい。
小出恵介芸能界クビになったけど
久々にTVのも見たいなぁ。 -
久しぶりの吉原裏同心です。
安定感 サクサク読めちゃいます‼
幹次郎様!相変わらずかっこいいなぁ~
吉原を利用した 詐欺の話 ひどいよね みんな一生懸命働いているのにね。
玉藻さんに弟? やっぱりねって感じでした。
番方に娘が産まれたのが 明るいニュースですね(#^.^#)
相庵先生がデレデレ~だぁ。 -
女郎の足抜けと玉藻の弟疑惑事件の話。
足抜けはよく考えられていて、すぐにはなかなか見抜けない計画。ただ、そのためにあれこれじっくりと時を待つのは、なかなか難しい。
そして、玉藻の弟疑惑は、やっぱりそう来たかという感じ。
番方の子どもが生まれましたが、なんだかそれが次への布石になりそうな。幹次郎と汀女との間に子どもが生まれないから、他所で作れとかいう…。薄墨太夫…。 -
おそらく二件の「始末」の話。
玉藻は容易く異母弟を名乗る男に騙されてしまったけれど
もしもこれが同姓の女相手だったら
騙されずに済んだのだろうか?
番方夫婦に娘が生まれたことだけが、
ほっとする感じだけど
佐伯さんも子供を量産させたがる作家なんだよなあ……。