始末: 吉原裏同心(二十四) (光文社文庫 さ 18-61 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
3.71
  • (9)
  • (20)
  • (21)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 223
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334772505

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回は馴染み客を殺害して足抜けした女郎の話で、比較的小物相手の穏やかな巻でした。
    最近南町の桑原同心との連携がどんどん密接になってきて、まるで居眠り磐音と笹塚与力のようです。
    いずれも信頼はしつつ、利用されることを快く思っていないのは同じです。

  • 第24巻の「始末」、メインの事件は女郎のおこうの偽りの小便癖に端を発する足抜けだ。例によって、仙右衛門とお芳に赤子がいまれる事件?と、会所の頭取四郎兵衛の隠し子事件が平行して発生する。川越への船便が印象的だった。

  • ラストで

  • 23巻からかなり間が空いた。
    いつもどおり強い!

    新着棚にあったので借りた。

  • 川越舟運の描写がなんとも良い。新倉から大根川岸にかけて九十九曲がりを飛び切切船は、のっつけら曳き手の力でゆっくりと上って行く。もうちょい涼しくなったら、その跡を辿ってみようかな。

  • (・∀・)イイヨイイヨー。
    ああ....早く次が読みたい。

    小出恵介芸能界クビになったけど
    久々にTVのも見たいなぁ。

  • 25話から読んでしまったが、内容が、一話ずつ違うので、今回の話も面白かった。

    切見世の遊女が、客を殺して首吊りに見せかけ、客の姿に化けて足抜きをした事件を探索することになった神森幹次郎。
    被害者は瓦職人で見回りと呼ばれる吉原の妓楼に上がらずひやかし(素見)だけのケチで有名での男で、小金をためていた。
    逃亡した女は、髪を切り、男に化けて、共謀の男と川越迄行ったとおもわれた。
    寝小便をするなんてデマで、わざわざ切見世に落とし、幼馴染と犯罪を犯す位好きであったら、悪の道ヘを防ぐようにすればいいのにと、思わずを得ない。

    番方 仙右衛門とお芳に、女子 おひな誕生で、皆祝いで持ち上がる中、七代目頭取の四郎兵衛に隠し子が居話、、、、
    玉藻にお金を無心する異母兄弟の正三郎の本性と、実態を知る幹次郎は、産婆を殺した正三郎を、玉藻の目の前で成敗する。

    御上公認の 御免色里の事件が、次から次へと、出て来るのと、今回は、川越という土地柄が、陸路の感じしかなかったのだが、江戸時代水運の要所だったので、飛切船で、出かけるのには、関西に在住しているので、想像もつかなかった。

  • 久しぶりの吉原裏同心です。
    安定感 サクサク読めちゃいます‼
    幹次郎様!相変わらずかっこいいなぁ~

    吉原を利用した 詐欺の話 ひどいよね みんな一生懸命働いているのにね。

    玉藻さんに弟? やっぱりねって感じでした。

    番方に娘が産まれたのが 明るいニュースですね(#^.^#)
    相庵先生がデレデレ~だぁ。

  • 女郎の足抜けと玉藻の弟疑惑事件の話。
    足抜けはよく考えられていて、すぐにはなかなか見抜けない計画。ただ、そのためにあれこれじっくりと時を待つのは、なかなか難しい。
    そして、玉藻の弟疑惑は、やっぱりそう来たかという感じ。
    番方の子どもが生まれましたが、なんだかそれが次への布石になりそうな。幹次郎と汀女との間に子どもが生まれないから、他所で作れとかいう…。薄墨太夫…。

  • おそらく二件の「始末」の話。

    玉藻は容易く異母弟を名乗る男に騙されてしまったけれど
    もしもこれが同姓の女相手だったら
    騙されずに済んだのだろうか?

    番方夫婦に娘が生まれたことだけが、
    ほっとする感じだけど
    佐伯さんも子供を量産させたがる作家なんだよなあ……。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×