- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334773656
感想・レビュー・書評
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久し振りに小説読んでてワクワクして面白かった。文体、言葉選び、テーマ全てにセンス感じた
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ゲームを題材にした小説を読むのは、この作品が初めてかもしれない。
スーパーマリオ、ぷよぷよ、格ゲー、シューティングゲーム、ドラゴンクエスト。
懐かしのゲームと流川の言葉を通して、柵馬は己の人生を見つめ直す。
個人的にぷよぷよを題材にした『残響ばよえ~ん』が気に入ってる。
楽しい要素は全く無くて、あるのは少しの寂しさとほろ苦さ。
なんだか心臓がキュッとなるけれど、悪くはないんだよな。 -
ゲームを中心にした連作短編集。続編よりもミステリ色は強く、さくっと楽しめる作品です。とはいえ、詠坂さん特有のシニカルさや諦観といった苦みのある人物、文章は健在です。 ゲーム誌に寄稿しているライターの柵馬。彼は記事のネタを探して様々な出来事の調査をしていた。多摩奥地で動くキノコを追い、かつての恋人のことを調べ、先輩ライターのメッセージを読み解きます。 全体的にラストの情景が美しい作品集です。浮かび上がるシニカルな感情と、それでもどこか希望がある思いに胸の奥が熱くなりました。
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「穴へはキノコをおいかけて」★★★
マリオの話。ミステリではない。
「残響ばよえ~ん」★★★
ぷよぷよの話。ややミステリチックだが、日常の謎程度。
「俺より強いヤツ」★★★
ストリートファイターの話(?)ゲームはあまり関係ない感じ。
「インサート・コイン(ズ)」★★
シューティングゲームの話。どういうこと?
「そしてまわりこまれなかった」★★
ドラクエの話。これまたどういうこと?
読み手を選ぶ連作短編集。ゲームに思い入れがあれば・・・。
全体的には20代の男の苦々しい青春譚。
ド派手な出来事があるわけでも、面白いミステリがあるわけでもないので、おすすめはしにくい。 -
これまでの詠坂作品とはやや趣を異にする感じですが、おなじみのキャラが登場してますし、趣味的とも言えるゲーム話に絡めてくる謎は、なるほど詠坂作品です。
私はドラクエを1つもプレイしていませんが、これからもきっとプレイしないので、巻末の話も読みました。 -
リアルタイムでファミコン後期〜スーファミ全盛期を過ごした世代にはきっと刺さりまくるゲームがメインディッシュの連作短編集。
私は「ぷよぷよ」と「ドラクエ3」のお話がすごく良かった。この2つが入ってなかったとしたら★3かな。何を書いてもネタバレみたいになっちゃうのがなんとも難しいので気になってる人は読んでみてください。本筋となるストーリーは勿論、該当のゲームに関する蘊蓄も読みどころ。知らないことが多くてそれだけで得した気分になれます。
ドラクエ3やりたくなってきた! -
再読。やる気が出ました。
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2016年12月1日読了。
2016年116冊目。 -
この評価は、自分には合わなかったと言う意味。
ゲームについて、詳しくないので話について行けない。
特にシューティングなんてほぼやったことない。