未来の手紙 (光文社文庫)

  • 31人登録
  • 3.63評価
    • (1)
    • (3)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 6レビュー
著者 : 椰月美智子
  • 光文社 (2016年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334773786

未来の手紙 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 今になって振り返ってみても
    なんだかもやもやっとした想いが蘇る十代半ば。

    引っ越し、転校、小さないじめ、仲間はずれ
    こっくりさん、背伸びしたいたずら、そして...
    どれもこれも全部経験してきたけれど
    思い出してふっと微笑ましく思えることもあれば
    できれば思い出したくなかったというほど
    顔が歪んでしまうこともある。

    どちらかというと、苦い思い出の方が多いような気がして
    胸が締め付けられて、もやもやとした気持ちになってしまうのだけれど
    でもそのもやもやは、なんだかとても温かなもので包まれているようにも感じる
    不思議なもやもやです。

    お父さんだったり、お母さんだったり
    きょうだい、おじいちゃん、おばあちゃん、友達、先生..

    そのときそのときで敵だったり味方だったりはするけれど(笑)
    いつも誰かからの言葉で温かく包んでもらっていたんですね。

    表題作「未来の手紙」を含む六つの短編集の中で
    十代半ばの少年少女たちは懸命に生きている。
    温かい言葉に包まれながら未来に向かって..

    十代を生きるって
    こんなにエネルギーを使っていたんだなぁ...。

  • 小学生〜高校生くらいの「子ども」が主人公の短編集。
    子ども目線で語られる子どもの世界が舞台だが、
    決して児童文学ではない。

    一つ一つの作品は独立している。
    登場人物も舞台も様々である。
    テーマも、ちょっとしたミステリもあり、
    ファンタジーもあり、バラエティに富んでいる。

    共通しているのは、主人公が皆「現代風のいい子」で、
    世の中をナナメに見ているきらいはあるが、
    自分は思春期だぞ、という自覚もあり。

    ファンタジー設定や「濃いぃ」キャラは出てくるが、
    舞台設定もセリフも「小さな事件」も、
    みな実に「その辺に転がってそうな」感じで
    とてもリアリティがある。

    読み終わって「人間って、生きてるって、悪くないかも」
    というほっこりした気持ちを抱いた。
    クサい言葉で言えば、人間賛歌に満ちあふれた一冊。
    いつかきっと再読するであろう予感(^ ^

  • あたりまえがいい。
    静かに元気が出てきます。

  • 表題作を含む6編。どの作品も味わい深い。

    ちっさいおっさんってなんでやねん!とツッコみたくなるけど、「未来の息子」がよかったなw

    「月島さんちのフミちゃん」もよい。
    私もカンちゃんや瑛子ちゃんみたいな、イケてる兄姉が欲しかったなぁ!ww

  • 表題作を含む6編。どの作品もハズレなし、とても面白かった。特に「しいちゃん」が好き。
    あらすじ(背表紙より)
    いじめを受ける五年生のぼくは、未来のぼくへ手紙を出す。中学一年から三十二歳まで二十年間分。一年ごとの明るい目標を書いた手紙は、毎年ぼくの元へ届けられた。そして三十三歳になったある日、来るはずのない「未来の手紙」が届く。それは、悪夢の手紙だった…。(表題作)確実に何かが変わってしまう十代前半の少年少女。その不安と期待を等身体で描く珠玉の短編集。

  • 十代前半の少年少女が主人公の短編集。
    コックリさんをしていて現れた小さなおじさんは、未来の息子を名乗る。そんなおじさんと過ごす数日。ベタだけど、この「未来の息子」、意外に泣ける。

全6件中 1 - 6件を表示

椰月美智子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
原田 マハ
宮下 奈都
恩田 陸
宮下 奈都
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印

未来の手紙 (光文社文庫)はこんな本です

未来の手紙 (光文社文庫)のKindle版

ツイートする