よりみち酒場 灯火亭 (光文社文庫 い 51-3)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334773991

感想・レビュー・書評

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  • 路地の奥の小さな酒場を舞台にした連作短編集。
    美味しいお酒と料理は、傷つき疲れた人の心をときほぐす。


    読書大好き、美味しいものも大好き。
    故に、フォローしているhito-kotoさんのレビューでチェック、図書館で見かけて貸出。
    石川渓月さん、初読。
    あっという間に読了。
    期待値が大きすぎたせいなのか。面白くなかったとは言わないけれど。

    私の『食べに行きたい店』ベストスリーに入る大好きなシリーズ「マカン・マラン」の設定をそれっぽく居酒屋にしてみたうす〜〜い世界…という感じがして、作品世界に浸れなかった。
    瑣末だけれど、む?…と手が(目が?)一時停止してしまった、どう見てもミスとしか思えない箇所(※)もあり、作者さんも編集さんも真面目にやってよ…とさらに気持が冷めた。

    ユウさんの過去のことなど、思わせぶりに謎を残してシリーズ化したそうだけれど、私は…常連になりそうもない。残念。


    ※初版本で引っかかったので、二版以降直っているかもしれません。本屋でチェックしてみようかな。いぢわる。

  • 石川渓月『よりみち酒場 灯火亭』光文社文庫。

    謎の店主の居る居酒屋・灯火亭を舞台にした人情咄的な連作短編集。様々な作家が同様の作品を書いており、今更ながらという感じ。

    この作家とはどうも相性が悪いようだ。日本ミステリー文学大賞受賞作の『煙が目にしみる』もイマイチなハードボイルド小説だったし、次に読んだ『烈風の港』もつまらないハードボイルド小説だった。ハードボイルド小説から、こういう方面の小説に転向したのだろうか。本作はハードボイルド小説と同様に斬れ味が悪く、あまり面白味は無かった。

  • 数多くある印象が舞台のハートフルライトミステリーのひとつなので、どう差別化するのかが作者の腕の見せどころです。
    店主の独特の存在感もさることながら、出てくる料理は奇をてらわず、ひと手間と真心で素晴らしく美味しそうに仕上がっているところが良い。

  • 石川渓月氏、初読み作家です。開架で「よりみち酒場 灯火亭(ともしびてい)」のタイトルが目に入り借りました。2016.12発行。路地の奥の、さらに奥にある料理と人情に心温まる店の物語。故郷の味、春の味、職人の味、親子の味、夫婦の味、火点し(ともし)頃に の連作6話、とても良かったです! 美味しい料理、食べたくなります。それ以上に、人と人との心の通い合いに深い感動を覚えます。ただひとつ、難点というか、しっくりこないのは、店主が防衛大学を卒業し中隊長を終えて辞めた佐倉という人物なんですが、女装してるんです。意味はあるのでしょうけど、面白くないです。

  • うちの近くに
    灯火亭みたいな居酒屋欲しいなぁ。
    絶対に常連になる。
    そしてユウさんと何気ないお話しながら
    お酒とユウさんのお料理を
    ゆっくり楽しみたい。
    いくつか美味しそうなおつまみを
    真似してみようかと思ってます。
    美味しい本は太る。笑

  • 出てくる料理が美味しそうだった!

    続編ってないのかな?
    ゆうさんの過去も気になるし、亜海ちゃんの鶏飯も気になるし(笑)

    2018.4.21 読了

  • いろいろな悩みを抱えた人々がのれんをくぐります。
    その名の通り、灯火がともるような、ほっとする1冊でした。

  • 美味しい居酒屋が舞台の人情もの
    料理ばかりにならず、よいバランスで読めた。

  • 常連が通う温かい居酒屋、灯火亭。その店員、客がそれぞれの悩みを乗り越える内容が詰め込まれた短編集のような小説。サクサク読めて、優しい気分になれる本。

  • やはり一作目から読み始めてよかった。次作が楽しみです。

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