だいじな本のみつけ方 (光文社文庫 お 43-6)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334774523

感想・レビュー・書評

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  • 私のすごく好きな本なの。イチオシするとしたら、これだと思って。
    誰でも自分が本当に好きな本を紹介できるわけじゃない、それでも誰かにこの本を知ってもらいたい。読む時は1人でも分かち合う時は1人じゃない。

  • 小学校の図書室に安心して置ける内容でした。最後色々解決しないで終わるのと、刺激が少ない内容が★評価低いんでしょうか。児童文学としてはこんなにワクワクして読める本は少ないので嬉しい。文庫だと安いのも○。まあ、この形状やフリガナは小学校図書館としては良し悪しなんですが。

  • 私のだいじな一冊が誰かのだいじな一冊になることがあれば、そんな幸せやことはない。すごく好きな本。

  • 電子書籍。
    中学生・野々香の身の回りに起こる、本にまつわる小さなミステリーの数々。本が大好きな野々香たちの気持ちが凄く真っ直ぐでありピュアで、読んでいてワクワクした。そりゃ大好きな作家さんの発売前の本が学校に落ちてたら、すごいテンション上がるよね。また響く言葉がたくさんあり、なかでも「たとえ誰か何と言おうと、自分がその小説を好きだと思う心は自分のものだ。」と言う台詞が印象に残った。ぜひまた再読したい作品。

  • 本好きあるあるがこれでもかというくらい随所に顕れていて良くも悪くも共感を誘い、胸に染みました。読後の清涼感たるやかなりのもので多くの人に薦めたくなりました。あっという間に読めちゃうぐらいに面白いと太鼓判を押します。

  •  主人公が中学2年生の女子とあって、平易な文体で書かれていて読みやすい。内容もわかりやすいため、小中学生にもおすすめ。読書好きの人も、そうでない人も一読してほしい本。読後の爽快感がある。
     一冊の本を中心に、様々な人と関わることで輪ができ、そしてその関わりはもっと大きな輪になっていく。本文はあまりにテンポよく進んでいくため、大人が読むと「世の中そう簡単に事は進まないよ」と思ってしまうが、本を通じて誰かと繋がるということを実感できる。また、「本は、その人の一番やわらかな部分と結びついている。傷つきやすい無防備な部分だ。弱味であるのかもしれない。隠しているのが一番安全。」(P.102)など、思わず「うーん」と唸ってしまいそうだよなと思ってしまうフレーズが散りばめられているのが、読書好きにはたまらない。

  • 本好きの中学生が奮闘する、とってもとってもかわいらしいミステリ。
    小学生のときに読んで、少しおにいさんおねえさんなこの子たちに憧れたかった。今や我が子を目を細めて見る思い。
    本が好き、は、広がる。

  • 中学生向けの本の話。本はひとりで読んで楽しむものだけど、その本からいろいろな人との繋がりが生まれてくるのって、とても素敵なこと。本にまつわる話は大崎梢さん!流石だな、と思います!

著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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