- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334774653
感想・レビュー・書評
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ポツダム宣言を受諾しなかった日本がテーマになっていますがとても大胆な設定で面白かったです。スピンオフとか出してほしいです。
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1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は
その後、東西に分断された。そして70数年後の今。
「バイトする気ない?」
学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え
契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に
巻き込まれていく。
鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。
世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント。
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はじめ、歴史もんの話なんかな?
苦手かも、と思ったけど、めちゃくちゃ面白かった。
絶対にありえへん話やけど、
頼りない、自己中心的な政治家に比べこの行動力のある高校生は、というところは、今も同じなんかなと思ってしまった。
この分断された国の話で、感動のラストと言えば、
統一かと思うところもあるけど、統一だけで感動のラストにはならないところが面白かった。
途中から出てくる登場人物の祖父の仕事内容など、
最後には全てが繋がり、初めて感動する。
伏線が繋がってここまでよい話と思わせる内容も珍しい。 -
世界観が戦後のアナザー日本で面白かった。優しい世界観の本だった。
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ありえないと言う人や、さきの出来過ぎ感を言う人がいるかも知れない。でも個人的には変えられるという可能性を肯定しているところが好きだったりする。
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たまらなく好きだった、この作品。
まず日本が二分化されているという設定、まるで今の北朝鮮と韓国を見ているようで、しかもその関係性を私が覗き込んでいるみたいで、とてもワクワクドキドキしました。
また、主人公の男の子の生き方や考え方が、常人離れしていてそんな考え方があったのかと驚かされました。
この男の子だからこそできたことがここではたくさん描写されていたと思います。
そして主人公の女の子も頭のキレが良くて、最後にはあっと驚かされて、でもとても感動しました。
読む手が止まることを知らず、読んでいて先がなかなか読めなくて、続きが気になって、本当に楽しかったです。 -
知念実希人、ハマりそう。
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これを読んでから小説にはまった
結構面白いですよ -
超傑作。とても面白かった。
一本の映画を見ているかのような壮大なストーリーとテンポの良さ、主人公をはじめとしたキャラクターの1人ひとりの人間性、個性が際立っていたし、
クライマックスの、緊張が限界まで高まる展開と爽快な結末に、ページをめくる手を止めることができないほどの興奮を味わうことができた。
物語は大きな規模で展開されていくものの、常に読者と近い視点の主人公、彰人がリアルな心情を共有してくれていたため、変におとぎ話チックになりすぎず、あくまでも日本で起き得た話であると読者を置いて行かない工夫がなされていた。
是非、本書作者の別の作品も読んでみたいと思った。とても気に入った。
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驚きと感動を味わいました。
ストーリーも独特で世界観が面白いです。