覚悟の紅: 御広敷用人 大奥記録(十二) (光文社文庫 う 16-25 光文社時代小説文庫 御広敷用人大奥記録 1)
- 光文社 (2017年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334774912
感想・レビュー・書評
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大筋はこんな感じか。伊賀や尾張はどうなった?
京都や天英院、藤川はこのままで良いのか?
これも次への布石か?モヤモヤいっぱい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「呪詛の文」を読んで、竹姫と吉宗が、どうなるのだろうか?、、、続きを読んでみた。
嫡男の長福丸は、命はあっても、言葉をしゃべることの出来ない状態になってしまった。
それ以上に、回復の兆しが、見えない身体になってしまったのに、張本人を処罰できない苛立ちをどう沈めたらいいのか?
戦乱の世では、忍者の活躍もあったのだろうが、伊賀、甲賀、お庭番など、、、活躍すべき所が狭まり、やはり、勢力争いの狭間に確執が、生まれている。
上杉の軒猿、前田の白山修験、島津の捨てかまり、伊達の黒はばき、尾張の土居下、紀州の根来、、、
沢山の忍者たちは、力を失っていった。
未だ、大奥には、忍びが居て、そのやり取りも気を張らないといけない、竹姫も可哀相であるが、知的である。
まざまざと、天英院の大叔母と姪孫の関係を中御門天皇に知れてしまい、吉宗は、竹姫を側室する夢は破れた。
題名の「覚悟の紅」は、最初「紅」が、くれないでなく、「べに」であるのに?であったが、、、
竹姫の一夜妻の口元に差した、紅の事かと、納得がいった。
このシリーズでは、吉宗の改革を表しているのだと、、、享保の改革迄と将軍の恋物語が、描かれている。
大奥も、自分自身の為に、女たちが、争っただけでなく、実家やエリートの奥女中が、政治にまで、かいにゅ出来る事を考えると、巨大な官僚機構と、言って良いのでは、、、と、思ってしまった。
これからの御広敷用人 水城聡四郎シリーズを楽しみにしよう。 -
第十二弾、第二シリーズ最終巻
天英院の策謀に対し反撃に出た吉宗だが、最終的には京を含めた反撃により、竹姫(歳の離れた大叔母)との一夜の契りの後の別れ、舘林藩とはけりはついたが、後は伊賀忍者の位一部、闇の組織との問題は未解決で役目解放 -
悲恋ですね。水城聡四郎の続シリーズを楽しみにしてます。
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最終巻。
悲しい気持ちになる。
でも、ここから先の水城の活躍に期待したい。 -
竹姫の願い届かず
戦いは新たな戦場へ -
終わってしまった 大奥て凄いところ
老中よりも強い だから篤姫が出てくるのか -
お広敷シリーズの最終話。
吉宗が将軍としての覚悟を決めるまでの話になっている。新シリーズは、金、女と来たのでモノかヒトになるんだろうか。それはそれで、楽しみ。 -
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