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- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334774936
感想・レビュー・書評
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田舎特有の閉鎖感。
悲しいし、悔しいし、なかなかの胸糞。 -
閉鎖的な田舎を舞台にした暗黒小説。これを読んだら田舎になんか住みたくなくなっちゃいますよね。
ただ、作者がいいたかったのは、田舎=閉鎖的で鬱屈している。ってことではなく、たまたま舞台を田舎にしただけで、人間の心理的に嫌な部分だとかを描きたかったのだと思います。 -
強烈な男尊女卑、容赦ない余所者いじめが蔓延する閉鎖的な町・睦間町。異常な猛暑で死者が相次ぐ夏、積もり積もった人々の鬱憤が爆発する。不快指数100%の胸糞悪サスペンス。
登場人物の中にいい人無し。唯一のまともっぽい女子高生二人も、純粋な心の持ち主ではない。よくぞここまで嫌な物語を書けるものだと思うと、逆に清々しさを感じる。避雷針の役割を果たした倉本家がなくなったとき、被害は町全体に起こるというタイトルの巧さが秀逸。 -
「赤と白」とはだいぶイメージが違う。
「田舎の恐怖」を描いた泥臭さ満点のイヤミス。
主人公の一人、都会から田舎に逃げてきた予備校講師の性格の悪さっぷりが見事。