神さまたちの遊ぶ庭 (光文社文庫)

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著者 : 宮下奈都
  • 光文社 (2017年7月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775056

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神さまたちの遊ぶ庭 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 単行本のときから読みたいなーと思っていたんだけど文庫になったのでさっそく。(わりに文章は少ない印象なので文庫で買ってよかったかも。ケチで申しわけない。内容はとてもよかったけど)
    宮下奈都さん一家が、1年間、北海道のものすごい山奥で暮らしたのを日記風に書いたエッセイ。楽しく読んだ。なんか癒されたような気すらする。
    エッセイマンガを読むような感じ。文章は短くてざっくりした感じで、オチというか笑いがあってすべてが楽しく思えるからか。
    こんな楽しい生活って夢のようじゃないか、と夢のように読んだ。もしかしたら楽しくなかったこともあったのかもしれないけど、そういうのをまったく感じさせないというか、心して楽しいことだけ選んで書いたのかも。あるいは、本心からすべて楽しかったのかも。ほかの作品を読んでいつも思っているんだけど、宮下さんて本当に心がきれいな人って感じがするから。お子さんたちもそろって心がきれいそう。宮下さんに育てられた素直で個性的で楽しいお子さんたちがいるからっていうのも大きいだろうな。
    あるいは、楽しもうって決めて楽しんだのかも。見習いたいなと思う。
    それにしても、1年経って家族が北海道をあとにするときは泣けた。

  • すごいなぁ、トムラウシ。すごいなぁ、宮下一家。

  • 作者一家が、北海道の大雪山……カムイミンタラのトムラウシで生きた1年間の山村留学エッセイ。
    北海道が愛おしくなり、北海道に行ってみたくなる。周りの人や自然への愛と経緯に満ちている、冬の朝に輝く葉先の結晶のような作品。

  • 満点のエッセイです。
    十勝に越してきて2年が過ぎました。宮下さん一家が暮らしたトムラウシという山村をこの本で初めて知りました。十勝を知った気になっていた自分を恥ずかしいと思ったのと同時に、もっと知れて嬉しい。もっともっと十勝を味わいたいと奮起しました。
    何よりご家族がユーモア溢れていて、あっという間に読めました。

    書くことはあっても話すことはないという言葉の潔さがかっこいい。

  • 素晴らしい!、
    北海道と宮下家。

  • エッセイってほんと人柄が出るよね。

  • エッセイってこんなに面白いものだったかな。
    リアルな現実ってむしろつまらないことが多く、
    だから小説ばかり読んでいた私には新鮮すぎて
    驚きと笑いが交互に何度も訪れた。

    好きにならざるを得ない。
    女性として、母として、人として。

    「あるがまま」

    そして羊と鋼の森が生まれたことがとても当たり前で納得できた。
    あの本からは森の静けさや空気感が伝わってくる。
    とてもリアルに…そう感じた背景がここにあって、もう一度読み返したくなった。

  • 「羊と鋼の森』を読んでとても良かったので
    その後少しずつ読み始めてこちらを手に取りました。
    エッセイは初めてです。

    自然の中で暮らすというのはよく聞きますが、
    宮下家の暮した所は北海道の十勝で壮大な大自然の中なので
    スケールが大きすぎて想像もつかなかったです。

    今まで暮らしてきた場所とは全然違う環境の中で
    どのようになっていくのかとこちらも山村留学をしている気分でした。
    住めば都とはよくいったもので、
    環境に不自由があっても無いものが当たり前となっていくのが
    目に見えて分かっていくのが面白いくらいでした。
    物がなくてもその分目の前にあるすぐ近くの自然が
    全部代わりとなって素敵な物へとプレゼントされているように思いました。

    大人になってこれだけの環境を変えるというのはなかなか出来ないので
    とても貴重な経験だと思いますが、三人の子供さんにとっても
    とてもプラスになった経験で滞在前よりも立派に成長されたなと思いました。
    「教室に座って勉強するより、
     雪山で遊んで身につけることの方が大事じゃないかな」
    という言葉に納得です。
    宮下さんのそれぞれの子供さんの性格がよく表れていて、
    弾むような会話やユニークな会話が微笑ましかったです。
    また地域の人とのコミュニティや学校行事などが
    一方向だけではなく、家庭と地域と学校といちがんとなって
    行われいるのがとても素晴らしいなと思いました。

    読み始めは子供さんのことばかり書かれていたので、
    子育て日記のように思えていましたが、
    それがいつの間にか無くなりすっかり最後には
    三人の子供さんの応援をしたくなってしまいました。

    家族の楽しい会話の合間に
    宮下さんの社会に対するクールな言葉や人生への教訓になる言葉も
    なかなか良かったです。
    「チャンスの神様は前髪しかないというけれど、
     チャンスの神様がふさふさであることを思い出す。
     チャンスはまたきっとまた来る。」
    この言葉も素敵です。

    自然の中で生き生きとした姿はどれも良かったです。
    やはり人間は自然と共に寄り添いながら暮らしていく方が、
    心身ともに豊かになれるとつくづく思わされた作品でした。

    トムラウシに住んだからこそ「羊と鋼の森」の作品が生まれて、
    神さまからのプレゼントで直木賞受賞をしたのかなとも
    思えたりしました。

  • 本屋大賞を取った『羊と鋼の森』はこのエッセイの北海道で書かれたという。北海道の厳しい自然を楽しみ、そこに住む人達の楽しんでいる姿を描く。自分もちょっと行ってみたくなる、住んでみたくなる一冊。オススメ。

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