浅き夢みし: 吉原裏同心抄(二) (光文社文庫 さ 18-64 光文社時代小説文庫 吉原裏同心抄 2)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775353

感想・レビュー・書評

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  • 加門麻さんの振る舞いがいつにも増して素晴らしい。
    幹次郎の思いやりに満ちた行動にいつもながら関心する。
    それにしても吉原の存続を揺るがすような書状にはいったい何が書かれているのだろう。

  • 玉藻と正三郎の祝言、その祝言の介添えを加門麻が勤め上げ、麻の再出発の住居うすずみ庵の完成をまもなく迎え、足抜けしようとした桜季を再生するため西河岸におとし、桑平同心の妻女に病をいやす居を与え、これが全て神守幹次郎のお節介である。
    この中でも、桜季のこれからが一番気にかかる。

  • このシリーズが好きなせいもあり、
    いいところ、面白いところしか目につかない。

  • 本シリーズよりも1巻の中のトピックが多いような気がする。いつもどおり面白い。

    図書館の予約列が余りに長いので,モニターの謝礼の図書カードで購入

  • 2018.04.18.読了

  • 佐伯作品はある種の妥協をしながら読み続けています。

    冒頭部分は麻の視点で描かれていまして
    柘榴の家での朝の(※誤変換ではありません)行動と思考に
    「これは話に入りやすいかも」と思いました。

    一方、番方の幹次郎への態度の悪化には
    あれ? と思ったり。
    ドラマ版の番方ならあり得なくもないけど
    あくまで原作の番方に慣れてきたからなあ……。

    巻末の解説に、佐倉の歴博の先生が寄稿されており
    資料に残る新吉原と本作世界との違いを綴ってくださっています。
    これ、役に立つんじゃないかな。
    余談ですが、歴博好きなので、また行こうと思いました。

  • またもや吉原の秘密にかかわる御免状を巡っての攻防が。
    今回は老舗妓楼で代々御免状についての存在を言い伝えられていたことが漏れ出たことが発端。それを利用しようとする武家から柘榴の家まで狙われて、一人奔走する幹次郎。
    その間に玉藻と正三郎との祝言があったり、いよいよ麻の離れ屋が完成に近づき名づけをしてみたり、八朔の日を狙って足抜けをしようとした者がいたりと休む暇なし。
    思ったより澄乃は澄乃なりに活躍。
    それなのに、前作と同様にやたらと幹次郎につっかかる仙右衛門。今回は妻のお芳にたしなめられましたが、新抄に入って性格変わったかと思ったくらいです。

  • 新シリーズ第二弾
    加門麻に付き合い鎌倉での出来事の続き?
    黒幕の用人を始末し、吉原に馴染めぬ女の行く末は?

  • 三人での新しい生活な始まるけど、これからどんな関係になるのかな?

  • 佐伯泰英氏の膨大な時代娯楽小説の中でも吉原裏同心シリーズは大好きなシリーズのひとつです。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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