東京近江寮食堂 (光文社文庫 わ 12-3)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775421

感想・レビュー・書評

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  • 拘りすぎて自分の店を潰し、勤めた先でも一方的に人間関係を悪くしてどこも長続きしない。家族を残して黙って蒸発し10年音信不通、
    その間何やってたかと言えばやっぱり人間関係トラブルで仕事が続かず紹介者の顔を潰し、酒に逃げてアル中からのホームレス。
    こんなドクズはもちろんのこと、この旦那を健気に思い続ける主人公にも全く共感できないし、「美味しそう」という体で出てくる料理は郷土色が強くいまいちピンとこない。
    何もかも理解が追いつかず読むのが辛い。失踪した理由や写真の謎など何一つ解決していないくせに妙にいい話風のラストも腹が立つ。

著者プロフィール

滋賀県生まれ。看護師として病院等に勤務。2009年第3回小説宝石新人賞を受賞し『もじゃもじゃ』にてデビュー。滋賀県の食をモチーフに描いた『東京近江寮食堂』が話題に。そのほかの著書に『GIプリン』『星空病院 キッチン花』『東京近江寮食堂 宮崎編 家族のレシピ』などがある。

「2021年 『おでん屋ふみ おいしい占いはじめました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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