死屍累々の夜 (光文社文庫 ま 20-5)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334775582

感想・レビュー・書評

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  • 大量惨殺事件の犯人である男を描くノンフィクションという形式を借りたフィクション。
    北九州連続監禁事件や尼崎連続変死事件をモデルにしながら「復讐するは我にあり」の要素や千石イエスにもインスパイアされて書かれたと覚しいが、どこか中途半端。
    もっと面白くなりそうなのに意外にあっさりしていて残念。

  • 前川裕『死屍累々の夜』光文社文庫。

    ノンフィクション風フィクションの文庫化。似たような作品に北九州監禁殺人事件をモチーフにした誉田哲也の『ケモノの城』があるが、比べるまでもない。事件の描写に思い切りは無いし、いつの間にか普通のフィクション小説になってしまっている。

    前川裕は作品の出来に波があり過ぎて、なかなか安心して読むことが出来ない。

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著者プロフィール

現在、関西学院大学理学部准教授・宗教主事。2010 年より日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書『新約聖書解釈の手引き』(共著、日本キリスト教団出版局、2016 年)、『新約聖書の奇跡物語』(共著、リトン、2022 年)訳書E. ギューティング『新約聖書の「本文」とは何か』(新教出版社、2012 年)、R.カイザー『ヨハネ福音書入門―その象徴と孤高の思想』(教文館、2018 年)など。

「2023年 『今さら聞けない⁉︎キリスト教 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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