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- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334775582
感想・レビュー・書評
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大量惨殺事件の犯人である男を描くノンフィクションという形式を借りたフィクション。
北九州連続監禁事件や尼崎連続変死事件をモデルにしながら「復讐するは我にあり」の要素や千石イエスにもインスパイアされて書かれたと覚しいが、どこか中途半端。
もっと面白くなりそうなのに意外にあっさりしていて残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前川裕『死屍累々の夜』光文社文庫。
ノンフィクション風フィクションの文庫化。似たような作品に北九州監禁殺人事件をモチーフにした誉田哲也の『ケモノの城』があるが、比べるまでもない。事件の描写に思い切りは無いし、いつの間にか普通のフィクション小説になってしまっている。
前川裕は作品の出来に波があり過ぎて、なかなか安心して読むことが出来ない。
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