クリーピー クリミナルズ (光文社文庫 ま 20-6)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776985

感想・レビュー・書評

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  • 高倉先生の犯人に対する優しさが好き
    クリーピー(気味の悪い)という感じはスッカリ無くなったかな

    気になる部分
    長身痩躯の男性は顔も整っている、背が低い男性は太りぎみか太っていて、曰く、女性にモテる容姿では無い
    女性も同じように痩せてスラッとしている人は美人で太い人は顔が醜い
    上記のような表現がクリーピー1作目から多くて、モヤモヤしている(前川裕さんの作品はクリーピーシリーズしか読んだことがない)
    ストーリーは好きなんだけど、容姿の説明が出るたびにモヤモヤモヤモヤ…

  • 可もなく不可もなく。
    犯罪心理学者が事件の謎を解く。
    面白くないと言うわけではないのですが、私には特に刺さらず。

    作者はどんな容姿をされているのか…
    小柄でふくよかなのだろうか、とか思っちゃいましたがどうなのでしょう。

  • クリーピーシリーズ面白い
    短編集はいまいち好きじゃないけど、この本は面白さを散りばめていて好き
    高倉孝一 = 西島秀俊
    分かる〜!

  • 前川裕『クリーピー クリミナルズ』光文社文庫。

    『クリーピー』シリーズの連作短編集。いずれの短編も犯罪心理学教授の高倉孝一が探偵役を務め、様々な人びとの犯罪を暴き出す。

    『クリーピー』のような強烈な怖さやインパクトは無く、謎解きが主体となっており、余り面白くはない。

    『洋上の告白』『言わなくても分かっている』『ローウェル・リーの憂鬱』『悪意の陥穽』『あなたと一緒に踊りたいの!』の5編を収録。


  • 犯罪心理学教授である高倉孝一が対峙する奇妙な「隣人」たち。大型客船での旅路で出会った夫妻、大学講師や学生、音楽家…。日常に紛れ込んだ底知れぬ悪意が生み出す犯罪を、高倉は解き明かすことができるか!?彼が遭遇した過去の事件も収録。身の毛もよだつ五つの恐怖と衝撃があなたを襲うミステリー短編集。

  • バハマ諸島の首都ナッソー 心理的過剰反応の陥穽かんせい 長身痩躯 豪放磊落な性格 うまじょ馬女 船橋法典 感情的な諍いは面倒だし ストーク=仕留める プレイジャリズム=剽窃=コピペ 僕の変態性欲は、たぶんに、サディズムと関連しているのだろう。千里のように美しく気品のある女に、のっぴきならない恥を掻かせて、周章狼狽する姿を見たいという願望が僕には常にあったのだ。 康子を粗略に扱ってはいけないと知っているのだ クシコスポスト 革命のエチュード 憧れと嫉妬は、常に微妙な色域(グラデーション)の中に溶け込み、オセロゲームのような逆転の危険を胚胎している。 じゅん准教授 デラシネ=根無し草 ああいう生きた世俗の英語を聞き取るのは困難だそうです うろん胡乱な独白で語られるストーリー 高倉の探偵ぶりは堂に入った感がある

  • 最初のやつのあの怖さはなかった。

  • あの『クリーピー』の世界再来か!?と胸が高鳴るも短編集と知ってちょっと期待が萎み、第1話を読んで「うーん、これは失敗か」と先へ進む手が止まりかける。が、各話の奇妙に歪ませ拗らせた欲望のオンパレードにいつしか引き込まれていた。怖さはないけれど、身近にいたら確かに気味が悪い。夫妻ごと巻き込む吉川の粘着気質とか特に。
    その全てをスマートに収める主人公の高倉教授が自分のタイプだったら、もっと魅力を感じられたのかもしれないなぁw

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著者プロフィール

現在、関西学院大学理学部准教授・宗教主事。2010 年より日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書『新約聖書解釈の手引き』(共著、日本キリスト教団出版局、2016 年)、『新約聖書の奇跡物語』(共著、リトン、2022 年)訳書E. ギューティング『新約聖書の「本文」とは何か』(新教出版社、2012 年)、R.カイザー『ヨハネ福音書入門―その象徴と孤高の思想』(教文館、2018 年)など。

「2023年 『今さら聞けない⁉︎キリスト教 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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