言っていいこと、悪いこと: 日本人のこころの結界 (知恵の森文庫 b え 3-1)

著者 :
  • 光文社
3.38
  • (0)
  • (6)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334781576

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 永六輔の言っていいこと、悪いことを読みました。永六輔が放送で話したことの中から印象的な話を集めたエッセイ集です。日本人のこころの「結界」という副題からもわかるように、永六輔が考える日本のこころのよりどころが主張されています。永六輔らしい主張も多く楽しめました。とは言え、一番面白かったのは、ぎっくり腰になってしまった人の体験談でした。私も不健康な生活を送っているのでいつかはそういう目にあうのかな、と考えると恐ろしいですね。

  •  ギックリ腰経験者に問う!
    夫婦の夜の営みが佳境に入った時ギックリ腰になったら、救急車呼びますか?

  • 小さな文節で区切られているため、全体を通さなければ主題がみえにくいが、小気味いい、と言った感想がいちばんな、テンポ良い感じで楽しかった。読み返したい。

  • 読書録「言っていいこと、悪いこと」3

    著者 永六輔
    出版 知恵の森文庫

    p26より引用
    “ところが牛を持ち主に返したその日の夜。食事の支度をしてい
    たら、肉が届きました。
    「先生のお陰で病気が治ったからつぶしました。どうぞ食べてく
    ださい」
    病気の牛はつぶしちゃいけないんです。”

     お寺に生まれ、司会者、作詞家、作家と多方面で活躍する著者
    による、人と人との心の距離について考えさせられる一冊。
     ヒトの心の踏み込んではいけない部分についてから手を取り合
    うことについてまで、穏やかでユーモア溢れる言葉で書かれてい
    ます。著者のラジオ放送から印象に残った言葉が集められていま
    す。

     上記の引用は、獣医さんが治した病気の牛についてのエピソー
    ド。畜産に関わる獣医師の方々ならば、多くの方がこのようなジ
    レンマを抱えながら仕事をしているのでしょう。それにしても、
    治った翌日にお肉にしてしまうというところは、作り話のような
    臭がします。
     ぎっくり腰等の体験談は、体に気を付けるための参考に良さそ
    うです。

    ーーーーー

  • 永 六輔さんの語り口が昔から好きだ。

    ラジオでの放送の中から耳に残った言葉を集めた一冊。
    読むと安心する。

  • 登録日:1/21
    先生寄贈

  • 痛いところをつかれるかもっ 笑

  • 永さんの耳に残り、心に残った言葉がたくさん収録されています。知らない誰かの、自分とは違う視点が楽しめます。でも共感しちゃうこと、請け合いです。

  • 私の好きな安保闘争の話もあるし、「じいちゃん、いいこというねぇ!」みたいな言葉も載ってます。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1933年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部中退。中学生の頃からNHKラジオに脚本の投稿を始め、大学在学中から放送の世界にかかわる。以降、テレビやラジオ番組の放送作家、作詞家、語り手、歌手などの幅広い方面で活躍中。TBSラジオ「誰かとどこかで」「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」は共に長寿番組として知られる。作詞家として世に送りだした曲には、「上を向いて歩こう」「黒い花びら」「こんにちは赤ちゃん」などの昭和を代表する名曲が多い。著書にはミリオンセラーの『大往生』(岩波新書)をはじめ、『生き方、六輔の。』(飛鳥新社)、『職人』『芸人』『伝言』(以上、岩波新書)、『あの世の妻へのラブレター』(中公文庫)などがある。

「2012年 『上を向いて歩こう 年をとると面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永六輔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×