ウツな気分が消える本 (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334782818

感想・レビュー・書評

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  • まず「ウツになりやすい人は感受性が強くて、普通の人が感じないことも悩みの種にしてしまうような性格の人が多いのではと思っていませんでしたか?」の一文に惹きつけられました。
    私が正にそういう性格だからです。

    でもこの本によると、それは大間違い。
    それとは逆に、学業に秀でて、仕事もテキパキとこなすようなタイプの人にウツが忍び寄っているというのです。

    はじめの言葉にひきつけられて読みましたが、内容的には感情と脳との関連性を書いた部分が多く、そこはほとんど飛ばし読みしました。
    でもいくつか興味深いお話があったので紹介すると・・・。

    とにかくストレスをとるには「好き嫌い」という感情的な思いが大切だということ。
    人間は、好き嫌いがないと判断できない。
    そしてその好き嫌いには直感も必要な場合がある。
    その直感をどのように鍛えるのか-。

    ①いろんな事にアンテナを張りめぐらし、ちょっとした事態の変化をなるべく早く発見し、計画や決定を修正する。

    ②物事について自分で判断する練習を欠かさない。

    ③自分の直感がどのくらい当たるのか、いつもチェックすること。

    そして、この本には運が強いというのは、何かを直感的にやるときに成功の確率が高いということ。
    直感は自信があると当たります。
    ともあります。
    自信があるということは、その直感に対してある程度成功するという理論が頭の中で裏づけされているということかも知れません。

    あと最初のウツになりやすい人、そうじゃない人という話に返れば、ちょっとした事でも感動、感激に浸るほうが良いそうです。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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