日本百名町 (知恵の森文庫)

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著者 : 嵐山光三郎
  • 光文社 (2005年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783532

日本百名町 (知恵の森文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「ぼくは年がら年じゅう旅をしている」で始まるこの本に刺激されたわけではありませんが、実は私も似たようなもので、時として、もとい、たいていは、何も計画を立てずにフラリと愛車にまたがって旅に出たりして一週間戻って来ないこともあります。

    この困った性癖は、おそらく小学生の頃からの放蕩癖とでもいうのでしょうか、住んでいる街だけが自分の世界じゃなく、昨日夢中になった魔法の国も一昨日飛び込んだ火星の砂漠も、きっとすぐそばにあるはずだと夢想していた頃の名残なのかもしれません。

    立ち寄った先のまったく見も知らない村の人の家に、「ヨネスケですー」なんてことも一言もいわないのに気持ちよく図々しく泊めてもらうだけじゃなくて、酒盛りはやるは歌は歌うわの大迷惑をいつもかけてます。

    それはともかく、二週間ばかりの放浪の旅から帰ったばかりですが、日本全国で無神経な都道府県や市や町や村の行政が、私たちの生活に根ざした歴史と伝統と思い入れのある地名を、統合などの際に改名して見るも無残に根絶やしにしようとした暴挙に対して、怒りを持って抗議の意味を込めて書いたのが民俗学者の谷川健一の名著=岩波新書の『日本の地名 正/続』(1997年/1998年)でしたが、そのとき言葉に言霊があるように地名にも地霊が宿っていて、今にきっと祟りがあるかもしれないわ、などと思ったりしたものでした。

    実際どの土地も、いくら大型ショッピングセンターやマックやコンビニやATMでキラキラこてこてに着飾ってみても、一枚ベールをはがせば昭和どころか明治や江戸や、まさかの縄文・弥生の息吹が垣間見えることに驚きます。

    ええっと、この本は旅好き・旅の名人の嵐山光三郎が、日本のいい町を百選してみよう、と思いたって、その基準となる条件を・・・

    ①家族経営の豆腐店があること
    ②魚屋があること
    ③八百屋があること
    ④花屋があること
    ⑤米屋があること
    ⑥パン屋があること
    ⑦自転車屋があること
    ⑧酒屋があること
    ⑨精肉店があること
    ⑩書店があること
    ⑪銭湯があること
    ⑫大衆食堂があること
    ⑬ラーメン屋があること
    ⑭フランス料理屋が少ないこと
    ⑮パチンコ屋がないこと
    ⑯カラオケ・ボックスがないこと

    ・・・・などなど、なにしろこれが87番まで続くので割愛しますが、この基準は、きわめて真っ当なことも極私的な好みも混在したもので唖然としますが、要はいかにその土地に行って自分が快適に過ごせるかの一点を追求するということが眼目で、自分勝手もほどほどに・・・・、いや、ここまで我を通す彼に崇高なるものを感じるほどです。

    文学的教養に満ちた美食家(健啖家?)で趣味人でもある彼の足と五感と舌で感じ取った、この北海道から沖縄まで日本全国の100の町のリストアップは、おおいに参考になるというより、読んでそれでお終いではなく、いつかきっと何年かかけてぜひとも自分でも行ってみたくなる魅力あるものです。

  • 日本のいろいろなところをみて自分で日記を書いている本。
    実際わたしがみていないのでわかりずらかった。

  • この本は北海道から沖縄まで旅をして町の良い所が書かれいます。美味しい食べ物から温泉まで、細かく書かれていて面白い本でした。

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