新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫)

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著者 : 森永卓郎
  • 光文社 (2005年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783556

新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2003年3月に出版された本です。
    これは日本でベストセラーになったので、 当時読まれた方もいるのではないかと思います。
    このシリーズを考えてみれば1冊もよんでいなかった為、 あえて今のタイミングであっても読んでみました。 当時は日本が世界の中でも所得がルクセンブルグに次いで 2番目に高かったのだな。。
    今となっては驚きですね。 世界がインフレが進む中、日本はそのあともデフレが進行し、所得も下がった。。
    不動産価格、資産価格、所得もその後世界は大きく上がりました。
    大きく日本がこの後も沈んだわけですね。。
    生き方として目指す方向は 共感するものがあります!

  • 少々古い本ですが、年収300万円時代は、より身近になっており、提案されている内容は、さらに現実味と説得力を増しているのではないかと思います。

    日本人の大半が年収300万円程度にも関わらず、個人の持つ金融資産は、1400兆円。一人当たりでは1,500万円程度ということになります。しかし、庶民の大半はそんなお金を持っていません。

    この本で指摘されているように、富裕層とのギャップは確実に広がっていると思います。生活保護を210人以上が受け、その予算規模が4兆円になっているのが現状です。4兆円は、今の税収の1割になるほどの巨大な予算です。

    そんな環境下であっても、楽しく生きるにはどうしたらよいのかを提案しています。提案は、自分が一生打ち込める何かを一日も早く見つけることであるとしています。生涯付き合っていける何かを一日でも早く見つけられた人が、幸福な人生を送れると主張しています。

    くわえて、年収300万円以内における生活防衛術もかなり詳しく書かれています。特に「支出を見直す」という部分は実践的。中途半端な年収持ているFP等にはまずできないレベルのアドバイスになっています。

  • もう10年以上前の本だけど、現在読んでも全然問題なし。というか、よく現在の状況を予言している。書かれてることは、今となっては当たり前というか知ってることが多かったけど、当時としては先駆的だったのでは。モリタクって本当はすごい人なのかもなー、とちょっと思った。さーっと読めるけど、お金の話とかちょっと小難しいぶぶんもある。

  • 勝ち組になれることを幻想と説き、自分の主張を伝えようとする書き方はあまり好きではない。

    初めて森永卓郎氏の本を読んだが、回帰分析などデータを使って論じる点があるのに対し、自分の主張はどうも定性的に語っている感があった。

  • [ 内容 ]
    小泉構造改革とは、ほんの一握りの金持ち階級と圧倒的多数の低所得層とに日本をわけるものだった!9割のサラリーマンが「負け組」に向かうなか、可能性のない「成功」をめざすか、自分にとって「幸福」な人生をめざすのか。
    安定が崩れ去った日本社会での「森永流前向き生き方」。
    ベストセラー正続を新版にして文庫化。

    [ 目次 ]
    第1章 日本に新たな階級社会が作られる(「カネの亡者」が日本を階級社会に作り変えるシナリオ;「逆バブル」で誰が儲かるのか ほか)
    第2章 年収300万円時代がやってきた(所得格差が100倍の時代;賃金の低下はさらに厳しくなる ほか)
    第3章 年収300万円時代の本当に「豊かな」生き方(世界に冠たる「高所得」日本人の「貧しさ」;年収300万円は貧乏か ほか)
    第4章 年収300万円時代を幸福に暮らす「知恵と工夫」(限られた収入を効率的に使って、いかに幸福な生活をつかむか;交渉力次第で住宅ローンの金利は下げられる ほか)
    第5章 本当の幸せとは?私自身の「年収300万円時代」(日本の政策は、金持ちのサロンで決められている;デフレ不況は、弱い人たちを、私の仲間たちを傷つけている ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 面白かった。森永さんの経済予測は当たることもあれば外れることもあるわけですが、少なくとも何もしないで私の年収が私の安泰な老後を約束するわけでもなければ、安心な今を約束するわけでもないので、生活防衛のために農業の真似事を始め、副業についても検討を始めていたところだったので、大きく頷きながら読めました。

    いま26歳で、私の時代の就職活動はリーマンショックのあおりを受けて、結構厳しい状況でした。この厳しい状況にまさかの病気で途方に暮れているなか、周囲の友人たちは続々と公務員志望に切り替え、こぞって公務員試験を受けていました。「公務員は定時で帰れる」「仕事しないで安定した暮らし」というのが彼らの言い分でしたが、定時で帰れる公務員なんて一部だけだし、ガチガチに身分を固められる公務員の暮らしに、あまり魅力を感じられませんでした。自治体の経営だって苦しいですから、将来的に、公務員にもリストラの波が来ないとも限りませんし。

    公務員は現代の勝ち組の一種でしょうが、公務員にも定員はあるわけで、誰もが公務員になれるわけでもないし、そもそも公務員の生活だって合う合わないがある。そして同じく、一生安泰な会社なんてものも幻想になりつつある。ではどうやって生活を防衛すればいいのか。ひとつには年収300万円を維持し、その中で、そしてその上でできることを楽しくやること。本書のテーマはこれです。

    実際のところ、生きるだけなら手段なんてなんでもよくて、なり手がいないと言われている農業だって、実はけっこう儲かっているところもあるんですよね。しかも健康的な生活が送れる。朝起きて夜寝て昼ごはんもちゃんと食べられるというのは会社勤めでも可能なことではありますが、植物でも動物でも、生きているものを相手にするのはちょっと違う。みんなが同じ方向を向いて、同じことをして、自分が勝つのと引き換えに誰かを蹴落としながら、自分だけの利己的な安定を手に入れる、そうしなければ幸せにはなれないなんて言うのは実は嘘で、そうしなければ幸せにはなれないとどこかから駆り立てられているから、そう感じているだけ。生き方をひとつに定める必要もなくて、副業をしたっていいし、家族がいるならみんなで家業と副業に一生懸命になって、健康的に暮らせばいい。いくらお金があったって、家の中で感情を凍りつかせて暮らすよりはるかに、幸福感を感じながら生きていける。幸福感があるならば、結婚だって怖くなくなって、少子高齢化の波も少し穏やかになるかもしれない。

    基本的に森永さんはテレビでもあの通り、わざとというところもあるでしょうが、かなりマイペースで天然な人という印象があります。そういうわけで本の中でも、「県別ラテン度指数」とか、「私の同好の志の超マニアックビジネス成功エピソード」とか、「噂話で聞きかじっただけの信憑性の怪しいみのもんた氏の給料と過去」とか、真面目な経済と暮らしの話の中に、突如として謎の破壊力を持つ文章が出現します。大真面目に生活と欲望のダウンサイズ、そして手に入れられる幸福の話を、大真面目な経済とオフィスワークの事例を引きながら解説してくれているのに、時折登場するオタク的トークと絶妙にズレた感性のネーミングで、読み手の笑いを誘いながら、楽しく、貧しい時代の幸福な生き延び方を提案してくれています。

    もちろん、楽しく生き抜くためにはしたたかな戦略も欠かせないわけで、利用できる限りの国のサービスを利用する、手堅い金融商品を選ぶ等、積極的な攻めの姿勢についてもしっかりと書かれています。やや情報は古いのですが、基本戦略の立て方などはこの本からでも学べますし、何より愉快で力の抜けるようなトークが非常に楽しくて良い。楽しく戦略を学べるというのは、この本の目指す目標とも一致している(笑)

    ちょうど生き方の転換期でしょうし、森永さん流の生き方は、人を幸せな下流に固定する生き方だと思います。多くの人が、安全なしがみつき先を必死になって探している今、森永さんの言うような人生を若いうちから積極的に受け入れられる層というのはまだまだそれほどいないのではないかなと思います。親からの強い視線も、友人たちとの横並びの意識も、まだまだ強烈な若い世代にとっては、そんな生き方は世捨て人の生き方に見えるかもしれない。緩やかな生き方を選んで成功するとも限らないし、従来通りの生き方を志向して成功するとも限らない。高望みしてもな、と思う自分と、高望みしたほうが、と思う自分、親の要求に応えたほうが、と思う自分と、親の言うことがあまりにも時代錯誤だと感じて嫌気がさす自分、揺れ動く世代にとっては、選びづらい選択肢だろうと思います。そう考えると、この本を読んで大いに参考にできると思える層は40代前後、子どもも成長しはじめ、自分の社会的価値も明確になり始めた年代の人たちであろうと思います。まだ若く趣味に没入できる余裕もあるでしょうし。

    そういった年代の方に向けた生き方指南書としても、気楽に読めてよい部類だと思いますし、まだそこまで思い詰める必要のない若い世代に対しても、選択肢の提示という意味では、よい本だと思います。何よりも独特のトークで時折差し挟まれる笑いに癒されながら読み進めることができますから、親しみやすい生活防衛術の本として、読んで損にはならない本だと思います。

  • 経済的なことが勉強でき、自分の生活と照らし合わせて参考にできる本

  • 収入に応じて幸せに生きようという考え。多少後ろ向きの考えだが尤もだと思う。足るを知る者は富むということでしょうか。2005

  • ハードカバー版読了

    書かれたのは、随分昔だけど、本当に、所得の二分化が進んでいる。人生、細く長くです。

  • 自民党に政権も戻ったし、竹中さんの顔をニュースで見ることも多くなってきた。
    10年前に格差社会の到来を書いた本
    かなり政局の話も出ているので、賞味期限切れか??と思う反面、富める者から富めという感じでさらに格差を広げていく予感(デフレを終わらせてキャピタルゲインを得る)もある今、関心を持って読むことができた。
    実際に本の通りになっているのが怖いなと思うのと、小泉政権への批判にももっともだなと思った。
    後だしじゃんけんじゃないけど現実社会と照らし合わせながら答え合わせをする感じで読める。
    ↓なるほど
    評価システムにすることの弊害はよくよく経済学の本に出てくるけど、そうだね。だれかがたくさんもらったら誰かの給料は減るんだ。
    んでもって、不景気は人を殺すし、失業は勤労の義務と権利を奪うということなんだ。
    ここ2.30年の大学の学費の上昇率(14.5倍)と物価上昇率(1.7倍)の意味

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