時を駆ける美術 (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783716

感想・レビュー・書評

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  • あのセルフポートレイトの森村康昌ということで非常に期待したのだが、普通だったなあ。本人は前書きで、美術の副読本ならぬ服毒本だと書いているが、軽い美術エッセイって感じだな。毒はあんまりない。小学生相手に授業した話があるが、子どもじゃなくて大人として対したと書いてあって、なるほどと思ったけど、どんな内容の授業だったかが分からないので残念至極だ。どころどころにあるセルフポートレイトの写真はさすがに面白い。ロセッティの描いたジェーン・モリスの頭の髪型がまるで大きな脳みその形をした帽子をかぶっているようだと書いてあるのに、ほんとだほんとだと笑ってしまった。森村氏はカツラを4つも用意しなければならなかったそうだ。通天閣前のブリジット・バルドーのセルフポートレイトも最高!

  • 森村泰昌氏は嫌いではないけど、これはちょっと安直に好きなことを書いている感じ。他の著作に比べるといまいち感あり。

  • 11/8

  • 学生の頃、美術の授業が苦痛でたまらなかった。
    自分の感性で絵画を見るのではなく、ただ単に情報を詰め込まれるだけだったからである。
    この本を読み、森村泰昌さんに教えていただけたなら、とても楽しく美術に触れる事ができるだろうなー、と思えた。
    小難しいことは何も考えなくていい。
    まずは、自分の感じるがままに絵を鑑賞すればいいのである。

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著者プロフィール

1951 年大阪市生まれ。1985年にゴッホに扮したセルフポートレイト写真でデビューして以降、国内外で作品の発表を続ける。近年の個展に「森村泰昌:自画像の美術史——「私」と「わたし」が出会うとき」(2016年、国立国際美術館)、「Yasumasa Morimura: EGO OBSCURA」(2018-19年、ニューヨーク、ジャパン・ソサエティ)、「M 式「海の幸」——森村泰昌 ワタシガタリの神話」(2021-22年、アーティゾン美術館)等。ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」では、アーティスティック・ディレクターを務めた。2018 年には大阪・北加賀屋に自身の美術館「モリムラ@ミュージアム」が開館。執筆活動も精力的に行い『自画像のゆくえ』(2019年、光文社新書)をはじめ多数の著書がある。

「2022年 『ワタシの迷宮劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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