toshi1231さんの感想
2015年10月7日
詩人にして英文学者。老年期を前にして、伊那谷に移住した著者。老子をベースにした詩や文章は人気が高いそうですね。初めて著者の世界に触れてみました。 老子といえば無為自然ということなんでしょうが、著者が本書で繰り返すのは、自分の内面に向き合える環境に自分を置くことで見えてくるものについてです。わかる気がするな。まったくレベルの違う話だけど、以前、入院した際に、たっぷりと本を読んだり、ぼーっとする時間があって、すごくいい感じになったのを思い出します。
1923年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、カリフォルニア州クレアモント大学院留学。信州大、横浜国大等に勤め、数多くの翻訳・著作のあと、「老子」の現代自由詩『タオ─老子』『求めない』が、共にロングセラーになる。 「2012年 『禅とタオ』 で使われていた紹介文から引用しています。」