薔薇の王朝 王妃たちの英国を旅する (知恵の森文庫)

著者 : 石井美樹子

• 光文社 (2007年1月6日発売)

感想・レビュー・書評

[hakuro22さんの感想 · 2023年1月9日]

薔薇の王朝

　王妃たちの英国を旅する

著者：石井美樹子（いしい　みきこ）

2007年1月15日
発行所：株式会社光文社


知恵の森文庫　　ｔい.1-1.
※本書は「薔薇の王朝」1996年/ＮＨＫ出版刊）を一部加筆、修正のうえ文庫化したものです。


978-4-334-78462-1　Ｃ0122￥648Ｅ.

[はまちさんの感想 · 2013年12月6日]

ヘンリー８世の絵をみるだけで笑ってしまう...ゲスい！ジェーン・グレイとキャサリン・パーについてもうちょっと詳しく知りたい。

[shunansさんの感想 · 2010年10月12日]

イギリス王朝（プランタジネット～チューダー～スチュアート）の歴代の王・王妃についての記録。
系列に沿って、順序よくイギリス王朝を学ぶのには良作かも。
ロンドンのナショナル・ギャラリーに収められている名画「ジェーン・グレイの処刑」（ポール・ドラローシュ）を、生で見てみたくなりました。

[ばにさとさんの感想 · 2009年7月9日]

６人の妻たちに的を絞った物語的作品。
副題にあるとおり、王妃たちの居城や墓所の観光紹介もしてくれているので
とても行ってみたくなった。
特にハンプトン・コートは次に絶対行こうと思った！

ただちょっと、「多分そうだろうとは思われるが確証が無い」という歴史事件の
経緯を犯人なども言い切っているところが気にはなってしまったが、まぁいいか。
ヘンリー７世母マーガレット・ボーフォートと最初の妻キャサリン・オブ・アラ
ゴンとアン・ブーリンについて特に詳しい。

サクッと読むには良いでしょう。
詳しく調べるなら別の史料を。

(H21.7 図)

[春雨さんの感想 · 2007年1月21日]

久々に良書を読んだ気がする。文庫版でこの内容は絶対にお得。「書くために調べた」というよりも「知っている事を書いた」ような、深い造詣と構成はすごい。前半はちょっと内容が入りこんでいるけれど、後半はぐいぐいと引っ張られました。

著者プロフィール

英国ケンブリッジ大学で中世英文学・演劇を研究。文学博士。神奈川大学名誉教授。著素に『マリー・アントワネットの宮廷画家』『図説ヨーロッパの王妃』『図説イギリスの王室』『エリザベス』など多数。

「2014年 『マリー・アントワネット　ファッションで世界を変えた女』 で使われていた紹介文から引用しています。」