人はなぜ歴史を偽造するのか (知恵の森文庫 t な 1-1)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334785093

作品紹介・あらすじ

明治四十四年、教科書から一度に五人の天皇が消されるという事件が起きた。一方で、われこそは本当の天皇なりと名乗る男が登場、政治家たちを巻き込んで事態は思わぬ展開を見せていく。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康がでっちあげた偽の家系、明治政府高官が書いた義経=ジンギスカン説…など、時代と人人の思惑が歴史を変える瞬間を描いた「もう一つの日本史」。

感想・レビュー・書評

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  • 明治のいわゆる南北朝正統問題とそれを巡る群像劇が良くまとめられて素晴らしい、と思ったら、後半のかなり長く、そして紋切型で拙劣な官僚批判や市民主義のオンパレードにゲンナリ。これをデスギタマネという。

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著者プロフィール

長山靖生(ながやま・やすお):1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)、『帝国化する日本』(ちくま新書)、『日本回帰と文化人』(筑摩選書)、『萩尾望都がいる』(光文社新書)など多数。

「2024年 『SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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