冷たい手

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著者 : 水生大海
  • 光文社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910235

冷たい手の感想・レビュー・書評

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  • 20年前に監禁事件の被害者になっていた朱里は、今でも冷たい手に触れられる錯覚を覚えていた。
    同じ事件の被害者典子が、世間を騒がす結婚報道、破談の後に殺害された。 


    すっかり引き込まれ、夢中で読みました。
    謎が明かされていく過程が巧みで、先が気になり、ページをめくる手を止められませんでした。

    事件の真相には驚かされましたが、ちょっとホッとしてしまったかも。
    犯人でいて欲しくない人が犯人でなくて良かった、と言うところです。

    被害者なのに、亡くした友人への後ろめたさに苦しんでいた朱里。今回のことで、少しでも前向きに生きられればいいなと願います。
    終わりがあっさり、と言う意見が多いようですが、私的には、すっきりでした。

  • ストーリーの流れとしては引き込まれる感じなんだけど…なんか惜しい感じ(*´ー`*)細かいところの?の積み重ねで引っかかって、ラストにはちょっとうーん…て気持ちになる。意外性はあるんだけど、なんかそれでもおおーってなれなくて…結構面白いと思うだけに残念。

  • 2017.6.7読了 63冊目

  • ショッピングモールで働く朱里と保育士の典子。二人には人に知られたくない過去があった。
    何を書いてもネタバレになりそう。
    重い話、辛い話であるが、描写は抑えてあるので、読みやすかった。
    (図書館)

  • 最初は「昔の事」がなかなか出てこず、並列の刑事の話と典子の死でようやく繋がる。朱里も勝気だがさらに細川も、浅賀可南子は違う意味で強い。朱里の「不幸の比較は誰にも出来ない。不幸だ不幸だと嘆く姿は同情しろと圧力をかけていること。」が印象深い。最後は呆気なかった。もう少しページを割いて良かったのではとの印象。

  • そう繋がるのね

  • 監禁の被害者であった過去を持つ二人の女性と、その周りで起きる理不尽な事件の話。

  • アパレルショップで働く朱里を、友人の典子が訪ねてきた。一年に一度だけ会う友人、典子が口にしたのは結婚の報せだった。典子が結婚する予定なのは、朱里の働くブランドのライバルとも言える会社の社長だったが、元彼女であるモデルの横槍のせいで結婚話は白紙になってしまった。そしてその数日後、彼女は死体として見つかった。死ぬ直前、彼女は朱里を遠ざけるようなことを言った。「あのことをばらすと、探偵に強請られている」と。それは、朱里と典子が抱える秘密だった。

    ずっと不穏な空気流れていて、みなギスギスしている。それが良かった。しかしあれだけ酷い目にあったというのに、理不尽すぎる。刑事の物言いもずっと不愉快でその辺は読むのがちょっと辛いぐらいだった。ラストの急展開はテンポ良かったけど、あっさりではあった。

  • 暗い話だろうなあと予想していたが、監禁の描写がそこまでなかったので、読んだあと落ち込まずにすんだ。いやミスでなくて良かった。でもやっぱり雰囲気はダーク。しかしこの作家さん初めて読んだけど、まとめ方が上手いなあ。犯人は何となく途中でわかるけど、読み進めてしまう。

  • 現実にあり得ることだから、読み進めるのが辛い。なぜ被害者なのに、加害者のように息を潜めて生きていかねばならないのか。最後にこの本の主人公には救いがあるものの、その理不尽な社会の一部に自分がいることが、どうにもやりきれない。

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