貌(かお)なし

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著者 : 嶋中潤
  • 光文社 (2015年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910549

貌(かお)なしの感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本。評価は星4つに近い3だな。主人公の香の父親がある日突然行方不明になり父親を探す話だが、追跡していく毎に哀しい真実も知る事になる。無戸籍児が日本で生きていくには過酷な現実が有る。離婚後再婚した場合、300日以内での出産は前夫の子とみなされる。前夫がDVする人間で親子関係無しの証明を取る為の話し合いや裁判も無理なパターンだったが、他にも無戸籍児になった事例は出てくる。戸籍が無いと就学、社会保障や免許証など様々な面で不都合が生じ子供の未来が閉ざされてしまう。本書はミステリーなので父親の行方を捜すのがメインではあるが掘り起こさる父親の人生が哀しいながら贖罪も明らかになる。

  • 何らかの事情で無国籍な状態で過ごさなければならない児童をベースとし、自分の過去の過ちを悔い、自分が犠牲となり再度その罪を負わせる。

  • 160122図

  • 並行して進む2つの話がだんだん1つになり真相が徐々にはっきりしていく。無戸籍という社会問題をテーマにしながらそのことで一生悩み誠実さを失わなかった一人の男の生き様を描くサスペンス。香にとっては父親像が変わったばかりでなく生き方まで大きく変わることだろう。

  • 無戸籍だと世の中に存在していないのと同じ扱いになってしまう。おそろしいことだ。基本的な社会的なサービスを受けることができない。

    子供には落ち度がない。親が届出を出さないからいけないんだと思っていたけど、どうしても届出を出せない理由があって困っている人がいることを知った。逆にお金を出して不正に戸籍を手に入れて、他人に成りすましている人もいる・・・矛盾している気がする。だからといって、右から左へとホイホイ戸籍を与えればいいという問題でもないと思う。それをビジネスにするような悪い奴もいるだろうし・・・難しい。

  • とつぜん失踪した父親を追う娘は・・・。「無戸籍」がテーマのサスペンス劇なのですが、今の日本でこんなに簡単に「無戸籍児」が生まれるという事実には圧倒されました。この書をきっかけに民法が見直されると良いのですが・・・

  • 無国籍

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    突然失踪した父。行方を追う娘は、父が25年前の殺人事件の法廷で、被告に有利な証言をしていた事実を知る。真相を求めて父の過去をたどる娘は、「無戸籍」という不条理な境遇に生まれた彼の、あまりにも過酷で無慈悲な人生に向き合う。『代理処罰』で第17回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した著者渾身の書下ろし長編ミステリー!

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