レジまでの推理 本屋さんの名探偵

著者 :
  • 光文社
3.52
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本棚登録 : 619
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910754

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんで起こる日常の謎系。

    本好きなら一度は憧れる書店員。

    その日々忙しい業務にも触れつつ
    お客さんとの間で起こる謎が次々と。

    ワクワクしながらもリアルさもあり
    書店員さん、、頑張れ!とも思うお仕事系小説。

    • Sayuriさん
      PEANUTSさん、はじめまして。
      フォローありがとうございます。
      私は、あまり小説を読んでいないので、本棚参考にさせていただきます。
      みな...
      PEANUTSさん、はじめまして。
      フォローありがとうございます。
      私は、あまり小説を読んでいないので、本棚参考にさせていただきます。
      みなさん、読書家だなあ、と感心しきりです。
      2023/09/10
  • 本屋に勤める愉快な店長とバイト達に纏わる、本屋愛溢れる日常の謎、ライトミステリ。と思いきや、意外と重めのリアル書店の悲哀が詰まった小説。
    ポップな注釈の多さでお馴染みだが、この作者はドラスティックな展開にしながら、物語を壊さない手腕がすごいと感じる。
    カタルシスのあるよい小説。

  • 本屋さんで起こる日常ミステリ。頭脳明晰な店長が謎を解決していくのがメインだけれど、本屋さんの悲喜交々が所々リアルに描かれていて、そちらも読み応えがある。品出しや雑誌の付録や万引き犯との戦い、ポップやフェアを嬉々として作成する本好きな店長、バイトなのに店長業務をさせられる青井くん、そして個性的なバイトさんたち。
    最後の「本屋さんよ永遠に」は本屋さんたちの悲痛な訴えがひしひしと伝わって、全国の本屋さんを応援したくなる。
    …と思って感動していたら、似鳥先生のあとがきに、大いに笑わせられた。本屋さん、ほとんど関係ない話じゃん。でもこのあとがきで、似鳥先生の他の本も読んでみたくなりました。

  • 本屋さんで起こる日常系ミステリー。
    と思っていたら、最終章であれ?ん??となり、あぁ~!となります。
    お話しの中に出てくる本、読みたくなるよ。

  • 書店員の仕事が大変なのはほかの本を読んでも何となくわかる。書店員になったことはないからか、大変なのはわかっていても憧れがある。
    ポップ姫の推理、なんとなく加減がすごい。最後にえらい事件に発展してしまったなぁ。

  • T図書館
    4つの短編集 叙述トリック
    書店の中で起こる様々な事件

    7冊で海を越えられる
    全てはエアコンのために
    通常業務 探偵団→ 販促品の盗難とストーカー
    本屋さんよ永遠に→本の盗難と書店の火事

    《感想》
    似鳥氏曰く、書店バイト経験はないが、経験をしたように書くのが作家だと
    あとがきを見た感じ面白い性格の方のようだ

    1作あたり40~60ページあるので読みごたえもありかつ読みやすい
    初めはポップで軽い感じ
    話が進むごとに深い話になり、本屋の苦労が垣間見える良い話

    問題提起をしてくれたのが最後の話
    本の盗難は本屋にとって死活問題
    重いし手間かかるし商売するならネット書店のほうがいい
    なのにあえてリアル本屋があるのは、題名や表紙、中身を見て買う人や、First impression で買う人がいるし、そうやって買ってほしいからだろう
    本を盗むなよ声を大にして言いたい

  • 正確に書くと星3.5。
    個性的なキャラクターが多かった。
    内容は日常系の謎で、解かれてしまえばなんだそんなことかとなるが、文章だと解けない。
    そもそも解けるようにあまりできてない。
    もうちょっと条件を開示してほしいかな。
    私は似鳥さんの作品を読んだのが3回目だったのだが、注釈ってどの本にもついてるのね。
    珍しくてびっくりした。
    それからあとがきが長くてちょっとエッセイっぽさがある。面白い。

  • 2度目の読了。

    最後まで読んでしばらく叙述トリックということに気づかなかった。いきなり口調が変わったからびっくりしたんだけども、よくよく考えればってことだった。

    本屋っていうのは確かに難しい商売なんだろうし、場所によっては立ち読み程度のふらっとした立ち寄りすらしないだろう。今作はだからこそのリアリティだったような気がするなぁ。最後の章の店長の行動にリアリティはないだろうけど、でも各店員の行動原理とか書店あるあるを使ったトリック的なことの多くに、本当の本屋が悩んでいることだろうことが如実に散りばめられてるのではないかと思うわけで。

    こういうリアリティの出し方もあるんだなという気がした。連ドラ化できそうな気はするけど、最後のトリックをどう映像化するかというのがポイントだなー。


    -----

    1回目の読了:2016/05/15 星3

  • 読みやすかったんやけどあんま胸に残らんかったかな
    ただ最後のお話は本屋好きの想いが伝わってきてよかった

  • 本屋愛に満ちた本を図書館で借りてしまった。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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