アンと青春

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910846

感想・レビュー・書評

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  • こちらのアンは都会のデパートで(やっぱり伝統社会!)すくすく?と育っていく。ちょっと楽しみ。

  • 未来に迷う女子にも、夢に押し潰されそうな男子にも、和菓子はそっと寄りそいます。ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残され…。「和菓子のアン」続編。『ジャーロ』『小説宝石』掲載を書籍化。

    ほっこりしていいですね。
    あんこが食べたくなりました。

  • アンちゃんシリーズ続編
    ほのぼのとして和んでしまが、和菓子の奥深さに面白さが深まる。大阪の名店探してみよう。
    映画化されたら、志尊淳は出るな笑笑
    誰役なのかは是非ご一読ください。

  • 2018.11.07 start →11.14 fin.
    きっかけ: たまたま立ち寄った本屋で平積みされててうそ!続刊!!やっと?!
    と思いました。
    一巻目の終わり的に続きそうだったし、続いてほしかったのでほんとに嬉しかった。しかも、文庫発売記念でイベントもあるではないか。
    そこに出掛けてなんとサイン本をゲットしました✨

    なんと前作から10年ぶり(!)だったけど、開いてみるとそこにはあれから一ヶ月後位のアンちゃんとみつ屋の皆さんがいて。
    今回も見目麗しい和菓子に誘惑されながら坂木さんお得意の日常ミステリーを堪能しました。
    読んでて思うのはアンちゃんもそうだけど、筆者も食べるのが大好きなんだろうなぁ!ということ、和菓子だけでなく、アンちゃんが家で食べてる朝ごはんとかデパートの社員喫茶で食べているホットサンドとかの描写もほんとに美味しそう...。

    友人に貸したところ、「アンちゃんの自己評価の低さがちょっと気になった...」と言われて、なるほど。確かにかなり「私なんて...」って自虐的かもねと再認識しましたが、今作では輪にかけて...な気がした。本人も言ってたけど逆に自意識過剰じゃない??と思う部分も。
    でも、そこをお友達にたしなめられることもあるし、落ち込んだところを助けてもらったりして、少しずつ「いいのかな...うん、いいのかも」って思えてきてるアンちゃんは応援したくなるし、そうやって人の事を過敏に観察するからこその気づきが立花さんや店長の言う、アンちゃんが販売員に向いてる良さだったりするんだと言うのに気づく。

    このシリーズにはもっと続いてほしい。
    そして、もっと色んな和菓子が登場して、もっとアンちゃんが前向きになっていくことを見てみたい。

    そう思わせる続編でした。
    そして、個人的に立花さんとの関係も...
    最後にアンちゃんが「甘酒屋の荷」の意味まで調べなくてほんとに良かったと思った!
    気づいてしまったらきっとまたパニクって立花さんとの関係が微妙になってしまう!!
    ここは、ゆっくりゆっくり私でもいいのかな!ってアンちゃんが思える展開を期待したいところです!
    アンちゃんは「甘酒屋の煮」って思ってるから。まだ答えは遠いはず!(笑)

  • 「和菓子のアン」の続編。同じような連作短編なんだけど、アンちゃんの自己卑下が鼻についてイマイチだった。京都の旅でお友達も言ってたけど、アンちゃんは『私なんて』が過ぎるんだよな。でもそういうお年頃というのも分かる。私もそういうタイプだったし。しかし立花さんの気持ちには気づきそうもないよなー。桜井さんが教えてくれるかな。つーか、桜井さん、いつの間に結婚したの??

  • 2018.10.24
    アンちゃん二作目。
    この作品を読むと、百貨店で和菓子を選んで家でゆっくり食べたいなあと思わずにはいられない。
    アンちゃんはまっすぐで、素直。自分の内面と向き合う場面や、いろんなことに気づく場面が言葉で丁寧に記されている。
    ほっこりストーリー!のようで、そういう部分が丁寧に描かれているこのシリーズが好き。

  • あんこが食べたくなります♪
    デパートにある和菓子屋さんで奮闘するアンちゃんを主人公に、一緒に働くメンバやお客様を通して成長していく物語です。和菓子に関する情報や歴史も多く、吃驚( ゜o゜)させられますよ。乙女キャラの美男子がいい味だしてて、面白い(^^)
    心もお腹もほっこりしました。

  • 和菓子の話面白かったけど、色んな人の思いや、生き方に悩む様子も、自分に重なるものも多くて、考えさせられるものがあった。甘酒屋の荷にあんちゃんがいつ気付くのかということともに、次回作が楽しみ。

  • アンソロジーで既読の謎かけクレーマー、京都旅行と恐い姑、洋菓子店の頼りない青年に懐かれ、原材料に過敏な母親や、疲弊した乙女青年からの和菓子越しのメッセージ。善悪に潔癖な印象。記憶より体型他自信のない風だったけれど全体の安定した魅力にほっとする。身近な感じのするアンの世界と美味しそうに食べる所が良い。

  • 面白かったけど、ちょっと違和感があるシーンもありました。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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