怪物率

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著者 : 森晶麿
  • 光文社 (2016年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910921

怪物率の感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    キャラが濃い。
    そして妙に愛らしい。
    特に最後話の伏線の回収が気持ちいい。
    どんどん面白くなりのめり込む。

    ***以下ネタバレ***
    ウサギの父親は母親の浮気現場を目撃。
    母親と浮気相手を殺してしまい、以降、可笑しなことを言うように。
    ある日、父親の叫び声、そこには父親の手を切り食べている怪物が。
    その後執事の村上によって屋敷を追い出され、野宿生活を経て獅子谷邸、またの名をモグル邸で働くことに。
    そこの息子過度美は怪物狂。
    母親が「かいぶつになる」と置き手紙を残していなくなったから。
    町で怪物の噂を聞けば真相を探りに。
    ***
    さようなら、オセロ屋敷
    オセロ屋敷には怪物がいるという噂。
    行ってみるとぶつぶつの青い生き物が。
    ぶつぶつは蚊で青いのはブラックライト
    しかし最後ウサギの中で怪物率100%に。
    ***
    ごちそうさま、グーセフ寺
    グーセフ寺には上半身魚、下半身人間の怪物の噂が。
    寺に向かう途中谷を越えるが、この谷が現れたり消えたり。
    実は魚の口だった。
    ***
    泣かないで、ゴーゴン屋
    入院中のイバリヤナの見舞いにいき、石になったビリー。
    病院の隣には合魂屋という石屋。
    そこには三姉妹がいて、目を見ると石になるという噂。
    合コンに飛びついた姉妹を人質に。
    石屋と医者を間違えたビリー。
    そして長年の嫉妬。
    ***
    怒りを鎮めて、クオン聖堂
    一角獣の噂。
    離れた場所で同時に起きた殺人事件。
    偽物牧師が二人。
    頭に刺さった凶器が一角獣のように見せていた。
    が、家族の悲鳴が聞こえ凶器が抜けたとき絶命。
    最後に怪物率100%に。
    過度美と信頼関係にある紺野が一角獣だった。
    ***
    春な忘れそ、ラ・マン邸
    ウサギの住んでいた屋敷に動く手首が現れるという噂。
    父親の死は屋敷を乗っ取った使用人二人によるものだった。
    手首を切り取った理由は義眼を握られたから。
    しかしそれだけではなく、その後手首もしっかり役目を果たす。
    ***
    大好きだよ、ライカン坂
    綺羅美によって創られた過度美は人狼だった。
    しかし人狼になると意志はなく凶暴化。
    それを睡眠薬で無理矢理眠らせていた。
    母親を殺したのも過度美だった。
    置き手紙のかいぶつは過度美のことだった。

  • 2016年5月23日読了。
    森先生のユーモアの成立過程を見ている気分。
    中身は面白かったのだけど、フェルトペンのヒゲがイラストに反映されてないのが不満。

  • 08/09/2016 読了。

    図書館から。

  • すごくキラキラしてるけどミステリーな感じというか。
    森さんの描く若者たちのキュンとする甘酸っぱい感じ、すごく好きなんですよね。
    今回のハイテンションっぷりもかなり可愛くてニヨニヨしながら読みました(=´∀`)人(´∀`=)

  • 森晶麿さんの小説かと疑うくらいに、ハイテンションで言葉遊びに富んでいる作品。軽く読めるかと思いきや、神話だったり、文学談義だったりでじっくり読んでしまう。
    ラ・マン邸の話はシェイクスピアのマクベスを思い出させる。

  • ビリーとイバリヤナが妙にツボ。怪物らしき相手の調査をするナイトさまとウサギも不思議な関係。ストーリーは頭に残らないけど読むのは楽しかった。

  • とりあえずロシア人に謝れ。

    と思いましたが、まあそれはさておき。
    出てくる人が皆妄想に侵されているかのようなトンデモ怪物譚。
    駄洒落と狂気とエンタメホラー知識が問われます。
    読み始めはツラかったのですが、読み進んで行ったら慣れました。
    というか、面白かったです。

  • 主人公達がエキセントリック過ぎて読み進めるのが辛かったです。ストーリー的にはまぁまぁ満足。ただし、イラストには物言いあり。ウサギは黒髪だし、ナイトのマジックヒゲはどうした!

  • 風変りな語尾にコメディ?と思いながら読み始めましたが、いつもの森さんのミステリでした。
    でも、最後は思いもよらない展開に切なくて、胸キュンでした。

  • ホラーな雰囲気を持った連作ミステリ。怪物狂の美青年とお供の美少女、ってのでまたしても耽美な雰囲気の作品かと思いきや。
    ……なにこのシュールすぎるノリは! なにこの腰砕けギャグの連発は!
    いろいろひどいなあ(笑)。いいのかこんなことしちゃって、と思いつつ。それでもミステリとしてはかなりいろんな伏線などがきちんとあって、満足です。ギャグに惑わされたのも策略か? かなり常識外れではあるけど、楽しめました。
    お気に入りは「泣かないで、ゴーゴン屋」。どこまでギャグで固めるんだ、ってのにまず脱力。だけど意外にシリアスな事件の真相と、凄絶なラストシーンのインパクトが素晴らしいっ!
    「怒りを鎮めて、クオン聖堂」も逆に凄い作品。一角獣の正体が……えええ、そんなのって……。もう立ち上がる気力すらなくしそうなくらいの脱力感MAXでした。

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