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- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334910990
感想・レビュー・書評
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九州から船を走らせてつく島
「虫たちの家」
マリア
テントウムシ
ミミズ
オオムラサキ
わけありの女性4人が住んでいる
お互いの素性や過去は詮索しない
ネットを使うことを禁止
ある日、女子高校生のアゲハと母のミツバチが
本土からやってくる
島の男達と親しげに話すアゲハ
よくない噂をテントウムシは聞き
アゲハの過去を調べる
明るい原田ひ香さんのイメージとは異なる作品
ミステリー要素がある小説
アゲハのキャラクターが強烈
テントウムシが言うように
嫌いになれないのは
彼女の過去を武器にする強さ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネットによる性犯罪被害にあい外に出られなくなった女達が、小さな島に家を借りて偽名を使ってひっそりと集団で暮らす「虫たちの家」。そこへ不思議な雰囲気を持つ母娘が移住してきて、暮らしが壊れ始めるお話。
テーマはかなり惹きこまれるし面白い!みんなが虫の名前で暮らしているのも、なんだか不気味で良い。前半は一気読み、ただ後半からちょっと「?」と思うような進み方に。
決して展開がおかしいわけではなく「なるほど、そういうことか」という仕掛けもあるんだけど、細部がちょっと気になるというか詰めがいまいちなのか…
せっかく面白いテーマだっただけに残念。