アリス・ザ・ワンダーキラー

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著者 : 早坂吝
  • 光文社 (2016年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911195

アリス・ザ・ワンダーキラーの感想・レビュー・書評

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  • 不思議の国のアリスをモチーフにした謎解きが、こんなラストだとは思わなかった。途中で「ん?」と思うことはあったけど。アリスが好きだから謎解きも面白かったが、ラストで違う面白さがあってよかった。

  • アリスの世界で謎解きするゲームと思ってたら最後にびっくり。面白かった。

  • (ネタバレします)
    『誰も僕を裁けない』はもう今年のベスト10に入ることはほぼ確実な情勢で、そうするとらいちシリーズは全作毎年ランクインという快挙なのですが、『RPGスクール』が不発だったのもありシリーズ外作品は不安だなあ、と思っていたのですが、うーん、やっぱり微妙だなあ…。
    いや、振り返ってみるとよくできてるんですよ。ダイイング・メッセージの解法だって面白かったし、第五話からエンディングの、解法からのどんでん返しも、すごくよくできている。『RPG〜』もだけどロジックをこねくり回すのも意外にできる人なんだよな、というのを感じさせてくれる。
    ただ、どうにも作品に没入することができなかったんだよなあ。基本的に、作中作とか、今作みたいなヴァーチャル・リアリティが舞台、とかなるとメタレベルが一段下がるので、ミステリとしての緊迫感に欠けるってのがまず一つあると思う。まあ、これは好みの問題なんだろうけど。
    あと主人公のアリスが10歳にしては大人びすぎている気がしたなあ。もうちょっと年齢上げても良かったのではないか。原作に準拠したのかな? そう、モチーフになってる『不思議の国のアリス』を未読なのもイマイチ入り込めなかった要因かな。
    うーん、これこそ完全な自分の印象なんだけど、やっぱりらいちシリーズに比べて筆が乗ってない気がするんだよなあ。別に自分がそんならいち萌えとかそんなんじゃないんだけどw『RPG』のときにも感じたちょっと無理してる感じ、があったんだなー。
    好きな作家リストに入れたいんだけど、らいちシリーズ以外でもガツンと心を掴んでくれないと、できないかなあ。
    ただミステリ的な地力はある人だと思うんで、そのうちに、らいち以外でもすごい作品を書いてくれると思っています。

  • 名探偵に憧れる少女が「不思議の国のアリス」をモチーフにしたVR世界で推理ゲームにチャレンジする連作短編集。
    脱出もの、誘拐、ダイイング・メッセージ、遠隔殺人、密室といったオーソドックスな謎と「不思議の国のアリス」ならではのトリックを絡めた良質な短編になっていますが、第五話の大仕掛けはVRの設定が後出し気味なので不満が残ります。

  • 援交探偵という異色ヒロインを生んだ作者なので、どんな色モノかと思ったら、不思議の国のアリスモチーフのウィットに富んだクイズ短編集。パパプレゼントのVRゲームで5問の謎に挑戦する自称名探偵のアリス。推理マニア作家らしくネタとしては、そんなんわかるかよ!系だけど、笑って許せるテイストで、下ネタもないし、わりと良かった。オチャッピーなアリスと進行役の白うさぎとのツッコミ合いがいい。最後のほうの回収が懲りすぎで、詰め込みぎみだったので、文庫化で整理してほしい。「私の前に不思議はない!」名探偵にはやっぱり決め台詞がなくっちゃね。

  • 不思議の国のアリスを元にした話。
    知っているキャラクターばかりだから、情景が目に浮かびやすかった。

    主人公は名探偵を目指す女の子。
    ときどき、驚くほど口が悪くて性格が悪い。

    謎解きの要所で図も出てきて、一緒に謎解きを楽しめる。
    難しくて全然解けなかったけど。
    謎解きの回答はなるほど!とスッキリする。
    主人公は歳の割にはえらく聡明。

    最後のネタばらし。
    とってもびっくり。
    でもなるほど伏線は張られていたんだ。
    ハッピーエンドっぽさも漂ってるけど、人死んでるよ!
    自分とは世界が違いすぎる話で面白かった。

  • ラストの怒涛の展開。図入りのミステリって久しぶりに読んだような。『スナーク狩り』読んでみたくなりました。両方とも。

  • 途中までアリスの内容をモチーフにしていたので読みやすかった。が、ラストまで読むと早坂さんっぽいなと納得!

  • 父親のような名探偵を目指すアリス。
    誕生日、クックードレイクという男からVRゲームをプレゼントにもらった。
    それは不思議の国のアリスをモチーフとした謎ときゲームだった。

  • 千代田区立図書館でぶらぶらしていて見つけた本。アリス好きとして、手に取らずにはいられない。著者は京都大学文学部卒。

    名探偵になることを夢見る少女・アリスが、バーチャル世界で5つの謎に挑む。

    アリスの人気キャラクター総出演なのがうれしい。「鏡の国」のハンプティ・ダンプティも登場する。強いて言えば、帽子屋が随分まともで、原作のように狂人でも臆病でもないのが残念。また、アリスが10歳とは思えない難しい語彙を使う。

    トリックはそううまくいくか?と思う点もあるけれど、軽妙なストーリーで、一気に読めた。アリスのパロディらしく「言葉遊び」も取り入れられていて、読み終わると、タイトルにニヤリとする。
    ただ、5つ目の謎でのアリスの行動が突飛すぎるのと、最後のホラーな展開があまり好きになれない。

    私が拍手したいのは、「カラスと書き物机が似ているのはなぜ?」という原作で未解決の質問に、一つの回答が示されていること。原作は回答が存在しない質問を周到に用意しているようにも思うが、著者の回答も一理あると思った。

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