ペットショップボーイズ

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 139
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911201

感想・レビュー・書評

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  • 「動物を扱うフィクションで大事なことは一つだけだ。動物が死ぬか死なないか。」(本文一部抜粋)
    まさに真理。動物のタイトルだと、まずはそこが気にかかる。
    特に初めて出逢う著者だと余計に。

    動物を愛するペットショップボーイズが日常の謎に迫る今作は、そんな心配は無用。
    キャラもよいのでシリーズ続くとよいけれど。

  • ペットショップで働く大学生とその仲間が、店で起こる不思議な出来事を解決していく話。一小節ごとの読後感が爽やかで、読んで良かったなと思わせてもらえた。

  • 世の中の突然やってくる理不尽を通り雨と表現していたところが印象的であった。

  • ペットショップとSNSなど現代の問題が浮き彫りになる。
    現実はうまくいかないだろうけどどれも綺麗にまとまって後味のいい読後感。

  • ペットショップを舞台にしたお仕事小説。鳥の話が好きかな。

  • 題名通りのお話。軽くミステリーが入ってます。

    キャラがしっかりしててよかった。

  • アルバイトの大学生が主人公のほんわか系の少し謎解きミステリーみたいな話。動物を飼うことについては真剣に考えたくなるエピソードばかりで、単なる謎解きだけではありません。謎も恋も青春も、と表に書いてありますが、恋の話はどれも消化不良。

  • 動物好きが集まるペットショップを舞台にした、ほのぼのミステリー。
    ミステリーだけど、メインは店員さんたちの動物愛。
    動物に対する深い(深すぎる?)愛情が溢れていて、優しい気持ちになった。

  • ホームセンターのペット売り場で働くボーイズ(と一部ガール)の話。
    この店は良い売り方をしてるんだーとはいえ、マジで全く売れなかったやつはどうするんだ?猫は別の店舗に行ったけど、さすがに10年以上も面倒はみないだろうし…。見られることによるストレスもあるだろうしね。
    茶カバさんと最後は和解してたけど、動画なんか一回あげたらすぐ増えるんだから、消したからって安心はできないと思うけどなー。立派な偽計業務妨害罪だし。

  • 謎解きメインというよりは

    それぞれのキャラクターが良い味出してるね!といった印象。

    伊坂さんのチルドレンを軽くした感じ



    最終章のお話は、本当に怖いなぁと思った
    真実だけど、真実じゃない
    真実じゃないけど、真実

  • ペットショップで生体を販売する問題。この話のペットショップは良心的で悪辣じゃないんだよ!悪徳業者と一緒にしないで!て主張がなんだかなーてなってしまった。ペットショップで生体販売することに散々怒りを持っていた登場人物がこの店は良心的なのね。よかった。で納得して終わったたけど、怒りの対象である悪徳生体販売の問題は何の解決にもなってない。お前の怒りは自分の目の前のことが解決すれば消えるの?ともやっとした。最後の話でペットショップの生体販売の意義に触れてはいたけど表面的でスッキリしない気持ちばかりが残ってしまった。自分が生体販売に疑問を持っているから余計にそう感じたのかもしれない。

  • 意外な弱点を持つ、柏木。元獣医学部で、動物の知識豊富な、幸多。誠実な主人公。ボーイズ3人がさわやかで、読んでいて心地がいい。
    物語の根底にゆるぎない動物への愛情があり、時にジーンとくることも。
    一応ミステリだが、謎解きよりも、キャラクターの魅力が楽しい作品。

  • 「唯一挽回できる動物は人間だけじゃ」
    ホフマンさんのこの言葉が心に響きました。正体は一話目でうすうす気づいていた。
    最終的には茶カバさんとも和解したけれど、私は茶カバさんの行動は許せないかな。

    幸多とお父さんの話は、シリアスになるのかと不安だったけれど、ハッピーエンドで良かった。

  • 急に暴言を吐き出したインコ、ストーカー疑惑の怪しい客、おまけにキツネが化けて出た!? ホームセンター内のペットショップで起きた小さな不思議を、仲良しバイトたちがゆる〜く解決! 動物愛にあふれる連作コージーミステリ。

  • ペットショップでの日常の謎

    生き物を扱うお店ならではの事件

    動物愛が醸し出されてて好き

  • タイトルがいいですね(笑)ホームセンターのペットコーナーで働く男性が主人公です!

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著者プロフィール

1980年茨城県生まれ。二松学舎大学文学部卒業後、東洋大学大学院で文学を専攻。図書館で司書として働くかたわら、小説執筆をつづける。
2013年、『襲名犯』で第59回江戸川乱歩賞を受賞。
2014年『レミングスの夏』、2016年『ペットショップボーイズ』を発表する。

「2017年 『レミングスの夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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