コクーン

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著者 : 葉真中顕
  • 光文社 (2016年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911249

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コクーンの感想・レビュー・書評

  • 【ネタバレ】内容紹介には「新たな不条理文学の誕生」とあるのですけど、どのあたりが不条理なのか良く理解できませんでした。時間軸が前後するそれぞれの人間ドラマはまぁ面白いのですけど、パラレルワールド的なオチは蛇足ではないかと

  • 1人の生でいろんな人の人生や生死が変わる。運命ってそういうものなのだろうけど。宗教入り込むのも怖い。

  • バタフライイフェクト
    これがキーワードなのかな?
    どなたかが書いていたように、話を広げすぎて収集つかない感じもある。シンラ(オウム?)の話を書いてあったり、震災が出てきたり、戦後の話が出たり、時代がわからなくなった。
    他の作品のほうが衝撃度は高いと思う。

  • 随分と難しい題材に取り組んだ作品。
    いろんな視点で書かれているので、主が誰なのか理解するのに
    時間がかかりましたが、理解すれば一気読み。

  • オウム事件をモチーフとした物語。
    人生には幾つもの分岐点があり、バタフライ効果のように様々な経過を残し、ある結果にたどり着く。そして、あとになって幾つものifが残る。
    その選択肢が間違っていたかはわかるはずもなく、それでも良かったんだと思うしかない。そんな感じでしょうか。

  • 実際の事件をもとにした、それによって、被害者家族、加害者家族の心中、周辺人物らとの関わりなどが時代背景が変化し、綴られていく。事件によって苦しめられた時間、失った時間の大きさ、登場人物の心情が変わっていくこと、新興宗教や宗教団体に入信した家族の心情などから見えてくる宗教のあり方などの問題、行路病院と生活保護の闇、戦争、震災、宗教団体による凄惨な事件、これらが複雑に絡み合い、難解さもあったが、事件の主犯格の宗教団体代表の家族が事件がなかったら今はどうなっていたかの回想シーンは胸が締め付けられる思いである。

  • 葉真中さん、いろんな分野を書いているね。
    これはいまいちだったかなぁ~
    いろんなこと詰め込み過ぎな感じ(^_^;)
    今までの作品ほど、グイグイ引き込まれるものがなかった。

  • 過去と現在が繋がってて、現在の話にも繋がりがある。実際に起こった事件を参考にしてあるけど、こういう事件に絡ませて生が意味があるっていうところに若干の違和感を感じてしまって共感はできなかった。

  • たった一匹の蝶の存在も世界を大きな影響を及ぼしているというバタフライ効果を使い、いくつもの人生が重なり、影響を及ぼしていくことが連作として描かれているのだろうが、なんにせよ暗い。
    作者の今までの作品も明るいとまでは言えないが、作品の中に納得できる部分があったが、本作では何が言いたいのかがイマイチ響いてこなかった。

  • 距離も時間も想いも越えて、金色の蝶がそれぞれの景色をつなぐ。

    いろんな人生のひとときを切り取ったピースをパズルのように組み立てていく構成です。
    陰鬱で荒廃した灰色の世界が主ですが、パラパラと散らばる友情や愛情、甘いお菓子の香りが、じんわり温かい色の染みを作ってくれるイメージでした。

    ピースのひとつに私たちの存在するこの世界もチラッと顔を見せることで、読者の自我すらも黄金蝶の夢の一部なのかもしれないという不安に囚われる。作品の世界に浸る効果的な要素だと感じます。
    変わった装丁で、ラストはカバー裏に印刷されているのですが、おいっ!ってなりましたね。これがそこに繋がって、それが、そうなるかね!って。穏やかに終わろうと思ったのにー。好きですけど。映画館でエンドロールの後に1シーン放り込まれてる感じですね。

    「絶叫」は、 すべては必然であり、己で選びとれることなんかひとつもない。分岐のない一本の線の上を転がっていくだけ。 今と過去は一直線、今と未来も一直線。そういう物語だったけど、この物語には分岐、ifが存在しています。
    あくまでifの主観はその瞬間の自己なので結局は必然の中に生きているという結論になるのだろうけど、黄金蝶の存在がある以上、この作品は無数のifの散らばりを俯瞰で見ることを許してくれているのだと思います。

    まだ2冊目ですが、この作者は伏線のヒントの出し方が絶妙だと思う。100人が読んで100人が気づいてしまう描き方は、物語の重厚感を損なうし、難解すぎると読んでいて入り込めないない。個人個人の読解力の問題だとは思うけど、自分にはちょうどいい湯加減。

  • カルト教団「シンラ」の乱射事件,それに関わる4人の視点で物語が語られる.そして挿入される,教祖天堂光翅の母の浮遊する魂を金色の蝶に見立てた,あったかもしれないような妄想と現実が交差する物語.現在と過去が入り乱れて混沌とした印象.バタフライエフェクト現象を書きたかったのか,他に主張したいことがあったのか,この小説では少し曖昧な感じだ.近親相姦もキーワードなのだろうか?うーん,

  •  「シンラ智慧の会」の教祖・天堂光翅の命令で6人の信者が丸の内で機関銃を乱射する国内最大のテロ事件が起こった。もし天堂がうまれていなかったら、もしシンラの会がなかったら、世界はどうなっていたのだろうか。

     視点がコロコロ変わるので、どういう繋がりかが最初なかなか見えず読みにくかったのだが、どうやら教祖の天堂光翅を産んだ女が1番メインであるらしい。宗教ものは数多く読んだが、この視点から描いているのは珍しいし、おもしろいなと思ったが、内容はおぞましい部分も多々。オウム真理教とわざと重ねあわせて書いている部分もあるんだろうけど、宗教の教祖になる人の中には、本当にこんな境遇の中で育った人もいたりするんだろうかと考えてしまった。

  • バタフライイフェクト

  • う~ん。一気読み、引き込まれる。なかなか深かった。

  • 1995年3月20日、カルト教団「シンラ」の信者たちが丸の内で無差別乱射事件を起こす。その宗教は、1958年ひとりの女が呪われた子を産む決意をした日に始まるーー。『ロスト・ケア』『絶叫』を超えた、待望の書下ろし長編ミステリー!

  • カルト教団の教祖、その母、殺された子供と家族、殺された主婦と家族等々、いずれも不幸な人達の物語の連作短編集。

  • かなりの野心作である。テーマも形態も、ここまでの葉真中さんを想定してかかると裏切られる。新しいチャレンジを続ける著者には素直に拍手を送りたいし、これからも目が離せない。
    ただし、あまりにも大きなものを描こうとしすぎていて、視点が散漫になってしまい、はっきり言えば読みにくい。蝶の夢を媒介にして様々な人物が登場してくるが、誰が誰なのか、混乱してしまって物語にのめりこめない。貧困、差別、震災、虐待、宗教、紛争、などなど、扱うテーマの一つ一つに真摯なものを感じるし共感もできるのに、その数が多すぎて一つ一つに対しての深みが奪われてしまったような印象を受けた。ちょっと欲張り過ぎちゃいましたね。
    物語がいったん収束した後の、黒紙の後日談は効いている。良かった。
    期待値が高すぎたせいでがっかりした感は否めないが、葉真中さんが向いている方向は大好きだし、これから先も期待大なのは間違いない。

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