花を呑む

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  • 光文社 (2017年1月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911416

花を呑むの感想・レビュー・書評

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  • 口中へ花が押し込まれた死体、という奇怪な事件が発端となる、『弥勒』シリーズ待望の第7弾。
    事件の謎とともに、清之介、信次郎、伊三次、三人の掛け合いが、このシリーズの魅力。
    以前は武士で暗殺者だった過去を持ち、深い闇を抱える遠野屋清之介。
    彼を挑発する、心に虚空を抱える同心木暮信次郎。
    二人の剣呑な関係の間に立ち、仲を取り持とうとする岡っ引きの伊佐治。
    確固とした覚悟と同時に危うさをも併せ持つ清之介、その商人の道を全うできるのか、それとも信次郎の思惑通り剣を取ってしまうのか。
    終幕がどうなるのか、早く見たい気もするし、まだまだこのシリーズが続いてもらいたいとも思うし・・・
    さて、他の読者の方々はどちらでしょうか。

  • 大好きな弥勒シリーズ最新刊。面白かったけれど 今回は人の 情念も闇もいろいろな面で 他の巻よりも あっさりしていたように感じた。もっと どろどろと濃い闇をこのシリーズでは 読ませて欲しいな。

  • 誰よりも鋭く核心に迫る、切れ者の同心・木暮信次郎。一流の暗殺者だった過去を持つ、剣の達人・遠野屋清之介。性の合わない二人が相棒となり、江戸の難事件を解決する! 『弥勒』シリーズ最新刊。

    深紅の牡丹を口に詰め込まれた変死体。その男は、妾の幽霊に呪い殺されたのだという...。
    そんな怪奇もののようなプロローグから始まる本編。次から次へと新たな事件が起こり、目が離せない。シリーズ史上最高傑作かも。

  • どうにもならぬほど縺れ、おぞましいほど歪な、思わず息を潜めてしまう、因縁の二人。心に虚空を抱える同心、木暮信次郎。深い闇を抱える商人、遠野屋清之介。深紅の牡丹を口から溢れさせ、妾に怨み殺されたと噂される怪異に挑む。

  • 弥勒シリーズ第7弾

    東海屋五平が呪い殺されたとされる事件を軸に話が展開

    伊佐治のとこの嫁、おけいがどうなるかハラハラ

  • ドラッグ中毒。

    簪を購う遠野屋と小暮さまのシーンが良かった。
    小暮さまは要所要所で遠野屋の予想の上をいくらしい。

    梅屋の若女将は強い。

  • 因縁の2人の関係は、どうなっていくのだろう。
    信次郎と清之介の決着がつく日、それはシリーズが完結してしまう日なのかな。完結はさびしいけれど、やはり、どんな決着が待っているのか、早く読みたいとも思ってしまう。
    今回は、親分の家族にも、清之介の家族にも危機があって、どこに事件が着地するのか目が離せなかった。おふじさんのかっこよさに惚れ惚れ。
    あの彼女は、今後も登場するのかな。

  • 弥勒シリーズ第七弾。

    相変わらず、信次郎・清之介・伊佐治のパワーバランスが絶妙。
    今回はラストでの伏線回収が見事で、“さすが、信次郎”という感じでした。
    おけいも危ういところだったけれど、無事梅屋に戻ってこれて良かったです。

  • 弥勒シリーズ第7。

    遠野屋、信次郎、伊佐治の3人がいい。

    己の過去により商人として生きる遠野屋。
    自分の興味をひく事件が起きれば、獲物を狩るように目を光らせる同心、信次郎。
    その信次郎を時には諫めながら、時には辟易としながら足となる岡っ引き伊佐治。

    このシリーズは、どう最終を向かえるのかな?
    遠野屋には、このまま暮らしてほしいな。
    負けないでほしい。
    抗ってほしい。

  • 大店の主が女の怨念に取り殺された、と噂された事件に「人を殺すのは人だ」と言い切る信次郎と清之介。両極にいるようで実はとても近い、正反対のものを見ているようで実は同じものを見ているこの二人を、気付くと伊佐治の視線で見詰めながら読んでいる。
    下手人と事件の種明かしは最後に信次郎の口から語られるのみで少し物足りなく感じるが、このシリーズに一貫して流れる、実直な商人として生きようと藻掻いている清之介とそれを貶め嘲笑うことに快さを見出しているような信次郎の遣り取りが、相変わらず鋭利な刃と相対しているようで、こんな人間が近くにいたら絶対遠巻きに見てるしかないといつも思う。

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