秋山善吉工務店

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著者 : 中山七里
  • 光文社 (2017年3月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911522

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秋山善吉工務店の感想・レビュー・書評

  • こんな爺さんになりたいものだ。
    家族を甘やかすことなく守るってのは、辛いんだね。

  • 火事で家、父親をなくして父親の実家へ。おじいさんはカッコいいがミステリー的なのがないほうが好きな感じ。 2017.7.10

  •  火事で焼き出された秋山一家。それぞれに災難が降りかかります。そこにおじいちゃんが登場して、叱咤しつつ敵を撃沈。

     誰からも恐れられる、昔気質のおじいちゃん。孫だろうと悪い事をしたら張り飛ばす。それでも愛に満ちているのです。

  • 善吉じいさん好きだなあ。頑固じじいと見えるけど、家族や地域の人を大事にする筋の通った人。楽しく読めた。

  • 昔気質のじいちゃんが営む、それが秋山善吉工務店。

    火事で焼け出された嫁とその子供とじいちゃんが絡む話。

    生きざまが見事である。

    このじいちゃんが自分の、子供のじいちゃんだったら、学ぶ事が多いいだろうな、と思う。

    面白かったし、後味もよかった。

  • 主人公善吉氏を中心に家族目線で1話ずつ構成されているお話。善吉氏サイコーです。スカっとする一冊。シリーズ化希望。

  • 火災で家と父親を亡くした母と子供たちは、父親の実家に身を寄せることになる。

    昔気質の大工の棟梁、善吉は気難しいのですが次男、長男、母親と次第に気心が通じていきます。
    ただのファミリーものに収まらず、火災は事故だったか事件だったかで刑事が登場して来ます。

    読後感がさわやかで、気持ちのいい一冊でした。

  • 後味の良い小説。こういうリラックスして読めて最後にホッとする話もいいものです。まあ確かに私が小さい頃にはこういう怖いジジイが何人かいましたなあ。

  • 自宅を火災で失った母子・秋山景子、息子の雅彦・太一、亡くなった旦那の実家に身を寄せる。そこは祖父・秋山善吉が営む工務店だった。
    新しい環境、さまざまな問題が起きる家族。次男・太一は火事のことが原因でいじめに…そこで助け船を出してのが祖父・善吉。また、長男・雅彦が半グレと関わりヤクザに目をつけられた時も、乗り込んで事を納めたのが善吉だった。嫁の景子がモンスタークレーマーに恐喝されてた時も…普段無口ながらも家族のことをよく見ていて、ここぞという時に助け船を出してくれる頼りになる人。そんな秋山家に刑事の宮藤が火事の捜査で迫る。
    8年後、火事の真相、そして善吉に影響を受けた母子がその後をどう生きたのかを知ることができたラストがよかった。

  • 善吉さん かっこいい。面白かった。一気読み。責任をとれるのが大人だ。負けるんじゃねぇぞ。

  • +++
    ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の三人は、史親の実家「秋山善吉工務店」に世話になることに。慣れない祖父母との新生活は、それぞれの身に降りかかるトラブルで災難続きの日々。一方、警視庁捜査一課の宮藤は、秋山家の火災は放火だったのではないか、と調べ始める―。大工の善吉爺ちゃん、大立ち回り!!昭和の香り漂うホームドラマミステリー。
    +++

    善吉爺ちゃん、惚れる!曲がったことが大嫌い、汗を流さずに楽をしようとする態度には我慢がならない。口数は少なく、たまに口を開けば怒鳴っている。たまには物も飛んでくる。だが、顔が広く、近所の評判も上々で、人一倍情が濃い。世の中の酸いも甘いも知り尽くしている。ともかく格好いいのである。実の息子(バカ息子と呼ぶ)の火事での死のあと、残された嫁と孫たちを引き取り、彼らのためにその本領を発揮する善吉の姿は、惚れ惚れする以外の言葉が浮かばない。最後の最後まで善吉らしい生き方だが、ほかの結末ではダメだったのだろうか、と思わずにはいられない。八年後の太一の告白が意外過ぎて驚くが、いろんなことが腑に落ちる。善吉を生き返らせて続編を読みたい一冊である。

  • 自宅が全焼し、父親を喪って母と子供二人で焼け出された家族は、父親の実家である秋山工務店に身を寄せる。
    80歳を超えてなお現役で、曲がったことを好かず気に入らなければ容赦なく怒鳴りつけてくる大黒柱の老人、善吉との交流を、弟、兄、母の目線から描いた連作短編集だ。
    ありがちといえばありがちな「老人力」の話なのだけれど、その主軸に、火事の事件性が据えられているのが中山七里らしい。
    おなじみの刑事も登場し、単純にエンターテイメントとして楽しんだ。

  • ぶっきら棒で厳ついイメージの善吉は、近寄り難く感じさせるが、実はしっかり頼りになるおじいちゃん。
    自宅全焼は事故か事件か。遺された家族の奮闘振りと最後には弱い者を庇い合う家族愛に温かくなる。
    結末にはちょっと胸がチクリとする。

  • 【収録作品】太一、奮闘する/雅彦、迷走する/景子、困惑する/宮藤、追及する/善吉、立ちはだかる
     昔気質の祖父母が息子の家族を守る話。善吉の気っぷの良さや頑固さが好もしく、気持ちの良い連作。火事部分はミステリ要素があるが、それ以外は景子、雅彦、太一の三人が善吉の生き様に触れて、生き方を確立していく人情噺になっている。有川浩さんの「三匹……」シリーズや、小路幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズが好きな方にオススメ。

  • 火事で家と父親を亡くし、父親の実家である工務店に身を寄せることになった母子三人。そしてそこの家長である秋山善吉がまあなんというか、絵に描いたような「昭和の頑固爺さん」。怖いし融通きかないし……と思うのだけれど、この人が実はとんでもなくカッコいいのですよ。「さよならドビュッシー」のあの人を思い出しちゃうなあ。
    徐々に打ち解け、それぞれの問題点を解決していく家族。その陰でしっかり家族を守り、支えていく善吉。だけならばいい話で終わってしまいそうなのに、そこに迫る警察の影。果たしてあの火事はただの事故だったのか、というミステリ部分は控えめながらも、重く影を落とします。
    ラストの展開は意外でもあったけれど、全体的な読み心地としてはとにかく痛快無比。すっかり頑固じいちゃんファンになっちゃうなあ。

  • もしや、最強なのは春江ばあちゃんでは…。

  • 実際の大工シーンはなかったが、顔が広く、知識抜群。全部、あの世に持って行くぜ!

  • え~~~!?
    殺しちゃダメでしょう、殺しちゃ・・・( ̄ω ̄;)

    途中でオチネタは見えちゃったけど、そう持っていくわけね・・・ちょっと気に入らないんですけど。。。

    中山さんにしちゃイマイチかな~、いや、つい泣いちゃったりはしたんだけども・・・む~ん!!!

  • 図書館で。善吉お爺ちゃん最強でした。宏龍会、山崎岳海(タケミ)さんとお知り合いとは♪(中山さんの作品は他の作品の登場人物とのリンクが多いから読んでて楽しいな)最後は切なくて温かな気持ちで読了。宮藤刑事も人間味が感じられる刑事で良かったな。

  • 私もそろそろ老人予備軍なので、善吉さんの様なスーパーマンになろうとは心がけているのだが・・・
    運・実力・コネ・調査力・正義感・会話術・論理力の神様に恵まれているけど、本当の神様にも好かれちゃった訳ですね。
    でも、証拠が少ない状況下では、さすがの宮藤刑事の論理はあまりにも飛躍しすぎていて破綻寸前。頭の中で次から次に生まれる文章は拙い、というよりも善吉さんの快勝を予感させるための太麺の伏線なのだろうか?
    これだけの圧勝で終わると、次のシリーズができなくなるのでは?それとも湾岸署みたく、春江ばあちゃんを含めた秋山家4人による「工務店5部作(今回は第一弾)」に着手するのでは?
    いずれにせよ、シリーズ化を希望します!

  • 20170406
    火災で家と父親を亡くした母と二人の子供が父親の実家秋山善吉工務店に身を寄せる。怖いだけだった祖父善吉が3人がそれぞれ抱えた苦難を救ってくれる。最後に善吉が他所の子供を救って落下した鉄製パネルの下敷きになり亡くなってしまうのは少し残念な結末。

  • 老人活躍シリーズ?ミステリー。

    「要介護探偵の事件簿」「静おばあちゃんにおまかせ」に続く老人活躍ミステリーと思います。
    一作ごとに主人公がいなくなるので、続編は期待できませんが、有川浩の「三匹のおっさん」でもそうですが、昭和のご老体は強いです。
    中山さんらしく、いじめ、脱法ハーブ(危険ドラックといわなくてはいけないのかも)、モンスタークレーマーなどの時事社会問題も盛り込みつつも、善吉が次々に解決していくのは溜飲が下がります。
    後半のオリジナルミステリーは、オチが読めてしまったのでいまいちでしたが、主人公のキャラで帳消しだと思いました。
    中山ファン向けには中山ワールドの宮藤刑事や葛城刑事が登場するサービス付きでした。

  • スカッとして気持ち良かったのですが、最後がどうしても気になる。
    きっと成り立たないと思うんだけど、もう出版しちゃったからどうしようもないよね!
    ここでは書かないでおくけど・・・

  • 「爺っちゃん、あんた一体何者なんだ?」「ただの大工だ」極上の人情ミステリー。

    火災で家と主を失った秋山家。残された妻子は亡き夫の実家「秋山善吉工務店」に身を寄せるも、慣れない祖父母との暮らしは災難続き。一方、警視庁捜査一課の宮藤は、秋山家の火災は放火だったのではと調べ始め……一家のピンチを善吉爺ちゃんが救う!

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