楽譜と旅する男

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著者 : 芦辺拓
  • 光文社 (2017年3月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911560

楽譜と旅する男の感想・レビュー・書評

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  • 楽譜を探して旅する男の話。といっても、そう簡単な旅ではなく、摩訶不思議な世界が広がっている。
    だからどれも分かりづらい、のは私だけか。
    「曾祖叔母オパールの物語」「城塞の亡霊」「西太后のためのオペラ」は良かった。

  • 2017.10.31 図書館

  • 凝ってる。装丁からフォントから文体から漢字の使い方まで。ミステリとしては大人しめだが題材が好みなのでマル。8.0

  • 楽譜と旅する男、正確には旅してるのは読者である我々ではないのかと思わなくもないのですが。
    まあそれはさておき、時勢の流れに紛れ消えて行ったと思しき楽譜を見つけ出し、それを求めた人々に渡すことを生業とする男と、その依頼者、または楽譜にまつわるストーリーの連結。
    失われていた以上、それはどちらかといえば悲劇に彩られていることが多いわけですが、それだけではなくどこかにうっすらとした救いをもたらすこともある。
    それだけでもなく。

    面白かったです。

  • 求める楽譜は何でも探し出すという男が毎回出てくる短編集。どの物語も奇妙奇天烈で現実との境目が分からなくなる。
    どの物語も音楽は実在しない(と思いたいものも含む)が、メロディーラインや雰囲気が何となく想像出来る。
    ちょっと難しめだけど、内容はトリックや物語の構造はおもしろいので、頑張って読んでほしい1冊。

  • 依頼を受けて幻の楽譜を探し歩く男

    国も時代も様々だが、暗号であったり、復活の儀式の音楽だったり、秘密の合図だったり、西太后の舞台の話、自分が死んでいたことにその音楽の謎が解けたとたんに気づいた元兵士の話などが幻の楽譜に隠された謎が面白かった

  • ちょっと読みにくく感じました。

  • 読後、世界史の知識がほしいと切実に思った。そうすれば、日本との対比を通して何かが掴める気がする。
    内容は、それぞれの理由で楽譜を求める人々が、楽譜探索人に依頼する話。
    表紙の人は見た目おっかないけれど、語り口調は大変柔らかで、物腰も低く、ギャップがあった。
    各章独立したお話かな?と思ったが、ちょっとずつちょっとずつ繋がりがあり、結び付いていく感覚が心地よかった。
    その土地の歴史なり文化なりが頭に入っていたらさらに楽しめただろう。
    中学、高校レベルが頭に入ってないってのが情けない。勉強して、もう一度読みたい。

    『楽譜を求め、楽譜を捜し、楽譜を抱いて旅する日々が。』

  • 楽譜を探す専門家って面白い。それぞれ面白いストーリーな気がするのだけど、文章とフォントが苦手で、表面的なことしか頭に入らなかった。

  • 初出 2015〜16年の「小説宝石」

    失われた楽譜を共通のモチーフとする6つの短編ミステリー。

    第2次大戦中のイギリスで、スパイだった日本人と逢引するためにピアノで弾かれた合図の曲。自分が想いを寄せていた娘を、強引に手に入れた貴族のために作曲していた男が作った幻の大作。南洋に進駐していた日本兵が見た現地の住民の復活の秘儀の音楽。戦時下のルーマニアの国粋主義勢力によって村人がすべて抹殺されたなぞを解く鍵の菓子行商人のメロディ。西太后が自分だけのために書かせた京劇の続編。大戦後のパリで舞台演出をしたアメリカ人が恋人に書いた暗号のメロディ。

    元日本兵が謎の答えにたどり着くと、実は自分が死んでいたとわかり、砂のように崩れてしまうストーリーは秀逸。

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