家康の遠き道

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著者 : 岩井三四二
  • 光文社 (2017年5月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911669

家康の遠き道の感想・レビュー・書評

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  • 最初は買う気ではなかったものの内容が面白そうだったので購入。家康の晩年9年間を描いたものは初めて。家康の晩年というと豊臣家をどう滅ぼしていくというのを考えてしまうが豊臣家だけではなくキリシタンや他にも一癖も二癖もある大名などの悩みの種はたくさんあったのだと思わされた。派手さはないものの家康が徳川家の天下を残すために謀略と知恵を駆使する様は面白い。

  • 初出 2015〜16年「小説宝石」

    江戸幕府を開き徳川政権の「草創」を果たした家康が、「守成」(=子孫の代までの政権安定)に精力的に励む様を描いているが、史料をきちんと読む作者らしく、続群書類従の「當代記 駿府記」や国史大系の「徳川実記」などを参考文献にあげているのはさすが。

    前半は、スペインとポルトガルによる世界分割の合意を背景とした植民地化の危機を排除する外交とキリスト教対策に割かれ、後半は大坂の陣までの豊臣氏の弱体化、抹殺の戦略が描かれる。

    一方、大名、寺社、公家の統制を法治主義によって行おうという合理主義の反面、山王一実神道によって自身が神となることで政権を守ることを願う。

    子や孫が政権を崩壊させることを恐れ、忠輝を切り捨てる決断をするなど、人間的な苦悩も浮き彫りにして面白い。

  • 「守成(しゆせい)」は「草創」と同様に、いやそれ以上にむずかしい。

    家康は悩んでいた──手に入れた天下を死後もどう無事に守り、保ちつづけるのか? 戦国を勝ち抜いた〈怪物〉が辿り着いたこたえとは。赤裸々に戦国武将の心を暴き、読者を惹きつける人気作家の最新作!

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