ニュータウンクロニクル

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著者 : 中澤日菜子
  • 光文社 (2017年7月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911737

ニュータウンクロニクルの感想・レビュー・書評

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  • 昭和のニュータウンを舞台に、1971年から2021年までを、10年ごとのエピソードで綴る連作短編。

    著者とまんま同世代。団地住まいの経験もあり。
    各物語の中のどこかに自分がいてもおかしくないなと思いながら読みました。

    読み始めは、なるほどね~と軽めの印象でしたが、なんの、話が進むにつれ、それぞれが重く大切なことを語る物語で、すっかり魅了されてしまいました。

    最終話はこれからのニュータウンへの期待を込めた話。
    実際にこういうことは進んでいるのでしょうか。
    理想的な街づくり、高齢化社会に向けて、いろいろ考えながら読み終えました。
    おすすめです。

  • あと少しが読む気がしない。

  • ニュータウンの知らない時代、知っている時代が様々だったから興味深かった。

  • 新興住宅地って出来始めに一時輝いて、やがて住民の高齢化と一緒に静かに老いていく宿命なんだよね。どの団地もニュータウンもそうなんだと思う。
    そこらへんを舞台にした連作短編集。

  • タイトルから想像した通りの内容だった。
    舞台は、東京都心から電車で1時間以上かかる郊外に造成されたニュータウン。

    新たに里山が切り開かれ次々と団地が建設されて旧住民と新住民の間に軋轢が生まれた1970年代からはじまり、高度経済成長、バブルを経て、急速に住民の高齢化が進み、若い世代がニュータウンを離れていく現代から近未来を連作短編のかたちで描いている。

    同じ登場人物がニュータウンと同じだけ年老いて登場し、時代の流れを感じさせる。

    主題とは関係ないのだけれど、親を困らせる子供、というのが出てきて、そういえば自分も子供の頃は相当なわがままや身勝手なことを許されると思っていた、子供というだけで親に存在を肯定してもらえると信じていた傲岸で甘ったれた人間だったなとしみじみ思った。

    町も人も年をとり、新しい顔を見せ、変わってゆく、そういう当たり前だけど忘れがちなことが描かれている。

  • 郊外に建設された大規模なニュータウン。バブルのころに最大の住民を抱えてにぎわったものの、時の経過とともに廃れていく。数十年のそのニュータウンのうつろいと、住まう人たちの絆を描いた物語。

    郊外の団地の高齢化問題、入居者減少、という話題は耳にしたことがありますが、その容赦ない移ろいを描きつつ、そこに住まうしかない、または選んで住んでいる人たちの悲喜こもごもな人間模様が温かな視線で豊かに描かれていてます。

    密やかな想いを秘めた純粋な青年、少女同士のつかの間のふれあい、激情に流されゆく主婦、引きこもりの少年と真逆の明るさを持つ少女…、団地を舞台にさまざまな年代のさまざまな想いを抱える人びとが交差してゆきます。

    多くの人々のそれらの感情の激動を飲み込んだ団地は、少し形を変えつつもこれからもまだ、存在しつづけるのでしょう。人々の無数の物語を内包しながら…。

  • 1970年代〜
    子どもだったけど、自分の親も自営業立ち上げて
    そこそこやって
    バブルとともに廃業したことを重ねると、
    あー時代なのか…
    いい時代だったのか…
    どっちかわかんないけど、それはそれでありかなーとか。
    今よりはいいのか、
    ニュータウンというひとつの時代の象徴を通していろいろ考えれる本。
    健児の人生をたどる構成もよかった。

  • 1960~70年台にかけて造成されたニュータウンが抱える問題を、それぞれの年代で群像劇として描いた作品。
    近所にもありますが、当時建てられた団地は問題山積ですね。
    うまく後世につないでいくためには、官だけでも民だけでも難しいでしょう。小説のようにうまくバトンがつながればよいのですが。

  • 再生できるといいなあ。日本各地にある団地。

  • んー。まあまあ。おもしろかったけど、すごくよかった
    とも言えなくて、まあまあ。不可はまったくないです。本をかたっぱしから読んでた頃ならよかったけど、本にかけられる時間が限られている今、どうしても読みたい本ではなかった。

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