ノーマンズランド

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1390
感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911928

感想・レビュー・書評

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  •  姫川玲子シリーズ9作目。
     今作は北朝鮮の拉致問題を題材にしたメッセージ制の強い作品・・・だけれども、玲子が成長した為か、事件規模が大きくなった為か、登場人物が増えた為か、エンタメ要素が減り、淡々と話が進む。
     作品としては嫌いではないが、姫川玲子のシリーズとしてはイマイチ。

  • 姫川シリーズ、実は初めましてです。
    ドラマでは見ていましたが。

    拉致問題。全然詳しく知らなくて、他人事でした。
    世の中には、私の知らない色々な怖いことや辛いことがたくさんあるんだなと、浅い感想かもしれませんが、そう感じました。
    人って、自分の日常から離れたところにある事柄に、そこまで真剣に考えれないです。いちいち全て気にしていたら、自分の生活もままならないし、
    でも、初めて自分がその立場になって、のしかかってくる恐怖、後悔などなど

    とりあえず私にできることは、今の日常に感謝ですね。
    本を飲んだ後、結局いきつくところは毎回そこです。

  • シリーズ通してハズレがなく、本作も面白かったです。冒頭のつかみやストーリーの展開、最後のシメまで楽しめる作品でした

  • 警察の専門用語や、人物の名前がごちゃごちゃで読みにくい

  • グロかったけれど、政治的な話も絡み、続きが気になってぐいぐい読んでしまった。
    これから、どうなるのか。。
    まだまだシリーズ続いてほしいな。

  • どこでつながるのだろうと思いながら読み進めていた。
    架空の話でも、18歳の女の子が行方不明になる親の気持ちを思うと切なく、お母さんが娘が好きだった卵焼きを出すくだりでは、自然と涙が出てしまった。
    シリーズ物の一つとの事。他の話読んでないので女性刑事を取り巻く環境がちょっと入りづらく感じたが、面白かったので他の話も読んでみたいと思った。

  • 手の皮

  • 久しぶりの姫川シリーズ。
    やっぱり姫川シリーズは面白い。
    初海の事件のほうが気になって、どうリンクするんだろうって思ってたら、そういうことか。
    悲しい結末に号泣した。
    でもラスト2ページで目が点に!!!
    え?玲子さん??
    武見諒太かー!!!
    ノーマークでした!!!

  • 今回も姫川玲子の行動にハラハラさせられっぱなしだった。
    悲しい結末に終わった。
    自分ではどうしようもない無力感。
    愛するひととの不条理な別れ。
    悲しくて切ない物語だった。
    ガンテツの過去が分かり、ガンテツの評価が変わった。

  •  本作は『姫川玲子』シリーズのターニングポイントになるかもしれないと思いました。

     まず事件の規模が大きくなってきたことが気になります。
     今回は北朝鮮による拉致問題と工作員対策という安全保障に関わるという、言わば国家レベルの規模で、もはや一介の警部補の手に負える範囲を超えているように思います。(『新宿鮫』もそんな展開になり鮫島が苦杯を舐め始めています)

     そして新レギュラーと目される武見検事の登場が気になります。描かれ方から察するに、物語にとってかなりの重要人物と思われ、今泉・日下体制では今後、玲子を守れなくなるという展開が予想できるからです。(穿った見方かも知れませんが……。)

     ともかく新局面となる次回作への期待がいっぱいです。

     それにしても玲子さん。なんだ、あのラストシーンは。最近ちょっと惚れっぽ過ぎませんか!? 自分を安売りしないで欲しい。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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