学校ともだち

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 171
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334922122

感想・レビュー・書評

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  • この本持ってなかったΣ(今頃?!)慌てて探したら絶版だったTT少し未来、地球の環境が壊れていく中、オヅ先生の提案で始められた第6学級B組の学級日誌。世界は異なっても互いに傷つけ合ったり、仲良くなったり、些細な思い違いは変わらないなぁと胸の痛むこと少々。彼らの1年間を彼らの言葉で綴った一冊。彼らが大人になるころの環境に憂いが。登場人物は違うけど、海猫宿舎とかにリンクしてそうな印象。

  • 書き方が学級日誌風で、すごく面白かった。
    日誌だから、キャラ個人の魅力が溢れてて飽きなくていい。
    日誌を書いてる生徒たちの住んでる世界の状況は、普通の文章では全く書かれていないけど、読めばわかるようになっていて、面白い。すぐにかっとなって、手が出てしまうノンノンが面白くて好きでした

  • はじめはとてもまじめに学級日誌なんだと思って読み始めた
    途中から???そういえば生徒の名前がとてもおかしい
    先生の生徒に対する姿勢がとてもいい
    ああ、教員時代に読んでいて、わたしもこんなにまじめに対応する先生だったらなと
    で、最後にやっぱり・・・と

  • 再読。生徒たちの変化と成長が日誌形式で描かれている。
    長野まゆみ初期作品の中で好きな作品のひとつ。

  • 学級日誌。
    なんだか生々しくて、大昔前のことなのに、自分の小学生時代の出来事とかを思い出してしまった。

  • こういうお話がすき。長野さんの文体はどこか儚くてぼんやりした夢のようですき。

  • 全篇学級日誌の形式になっている一風変わった体裁の本。それぞれの生徒の語り口の対比(特に個々人の成長が文面に表れてくる箇所)、そして彼らの語りから徐々に露になるSF的閉塞感漂う世界観など、著者が予めちりばめた「手がかり」を辿っていく楽しさがある。意図的に硬質な演出も含めて、どことなく好感の持てる小品に仕上がっている。

  • H市図書館

  • 独特の空気がすき

  • オヅ先生と、生徒たちの学級日誌。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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