甘露梅―お針子おとせ吉原春秋

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著者 : 宇江佐真理
  • 光文社 (2001年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923464

甘露梅―お針子おとせ吉原春秋の感想・レビュー・書評

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  • この世には、様々な夢のかたちがある。遊郭で
    お針子として働き始めた町屋の女房が出会った、
    哀しくもやさしい恋。人情味たっぷりの
    「読ませる」時代小説。

  • 2019.1.27
    廓で働くようになったおとせ
    お針子をして勤めている。
    世話焼きで、常識的なおとせは、みんなに信頼されている。
    遊女の事情が悲しい。
    その中で矜持を持ってプライド高く過ごす遊女はすごい。
    言葉やしきたりが美しく、光景が目に浮かぶ。
    老いらくの恋に踏み切り、幸せな老後を過ごし何よりだ。

  • とても面白かった。
    ”みをつくし”を読んでいたから、時代背景やらしきたりやらがすんなり分かった。
    これが初めてだと少し説明が足りないかも。
    この時代吉原にいる女は特に強く感じる。
    それに関わる人間も色んな意味で強い。
    最後の最後がとても良い。
    思い返せば宝物のような日々だろう。
    ありんす言葉は可愛い。

  • 地に足をつけて踏ん張っている主人公の周りに、吉原故の終わりの見えている悲しい物語が巡っている。主人公の幸せと、それが、繋がっているのに、余所事のようで、なんだか割り切れないのだけれど、人の幸せって、そういうものなのかもしれない。

  • もちろん江戸時代で過ごしたことなんてないけれど、吉原の情景や江戸時代に生きた人たちがキレイに頭に浮かびました。
    なんていうか、「ああ、こんな感じだったのかな」と。

  • 遊郭でお針子として働くおとせの周りで起きる様々な人間模様を丁寧に描く。最後は妻子持ちの男と一緒になる道を選ぶという、通常では考えられないエンディング

  • 辛過ぎず、悲し過ぎず、人間が生きていくのはこんな感じかな。時代小説だからか、人情味も嫌味なく読める。

  • 甘くて切ないキュンと胸を鷲掴みされたよ。

  • 岡っ引きの夫に先立たれた町家の女房、おとせ。時を同じくして息子が嫁を迎えたため、自分は手狭な家を出ることに。吉原で住み込みのお針子となったおとせの前には、遊女たちの痛切な生の営みがあった。さまざまな恋模様、その矜持と悲哀。そして自身にもほのかな思いが兆しはじめ……。今宵ひと夜の夢をのせて、吉原の四季はめぐる。哀切の傑作時代小説!

  • 江戸時代の吉原とはどんなところだったのでしょうか。

    事情があって遊女になった女たちの物語です。

    不条理、理不尽な背景を背負って、遊女たちはそれぞれに生きていかなくてはならない。

    それに絡む商売人、奉公人たいの姿や当時の風情、文化も描かれています。

    不具合な境遇の中で健気に生きていると言ったほうがいいのでしょうか。
    著者の宇江佐さんの眼差しのいいですね。

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