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みんなの感想・レビュー・書評
自分に自身が持てず煩悶を抱えていつつも、騙し騙し日々のルーティンに身を置く真澄。
そんな彼女が憧れる美貌を持ち、何をしても完璧な同僚の沙和子。
ある時真澄は些細なきっかけから沙和子の観察を始める。
それによって明らかになってくる、完璧な女の闇の部分。
誰しもが抱く現実と理想との乖離による葛藤。両者の対照的な処理に現代社会病理ともいえるものを絡めつつ、そういった矛盾を抱え生きている女性像を描いた作品。
話自体は言ってしまえば陳腐なものだと思うけれど、この著者の作品は人間の心理描写に関する点で一人の人間像を描ききることのできる作家なのかなと思う。
個人的には益体もない偶像崇拝に囚われるているような部分が気に喰わないが、病んでいると称されるようなキャラクターにある思考体系には好ましさが感じられてよかった。
完璧でありたい、ってのは誰しも一度は願うことだと思う。けれど完璧を目指せば目指すほどに、ほんの些細な瑕疵が目について、それで諦めたり妥協したりする。たぶん、それが普通。ところがその「完璧さ」を突き詰めて突き詰めて執着するとこうなるよ、てな見本のお話。
「恐怖ミステリー」ってしてあるけれど、怖いのと同時にすごく哀しくもある話。
9/16
女性の中にある病的な部分が描き出せている。怖さではなく、その抜けの共感を抱いてしまう私は、やはり病的なのかな。
スーパーキャリアウーマンの裏の顔。
その謎を書いた小説です。宮部みゆき「火車」、シドニー・シェルダンをごちゃまぜにしたような、通俗小説でした。
主人公の女性、君島沙和子は潔癖症に近い完全主義者。 手帳にビッシリとスケジュールをすべて書き込み、それぞれの曜日の細かい行動まで自分でルール化している。 それは恋人との付き合いも同様で、自分のルールに反する行動をとる相手は許さない。 そんな彼女の行動にあこがれた会社の女性が、沙和子の隠された部分に気がつくようになる。 人間誰もが、時々は自分の人生について考えることく... 続きを読む »
君島沙和子は完璧な女性だった。美貌に加え営業成績は常にトップ、付き合う男性達も一流。
<br>同じ会社に勤める真澄は憧れから身辺を探るようになり、露呈されたスーパーウーマンの恐るべき真相。
<br>この人の本はあまり趣味じゃない、とは言いながら結構読んでいます(--;)






