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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
荻原浩『明日の記憶』読了。ページをめくるごとに進行していく主人公の病状に、辛くなる。でも、著者の読みやすい、優しい文体もあいまって、読むのをやめられない。主人公とその家族の想いに、心をぎゅっと握られるように切ない。読んで良かった本。
読みたいのに、主人公の今後を予期すると読めない。
そんな作品に初めて出会いました。
本を読んでこんなにも涙したのも久しぶりでした。
私の場合は、映画から先に読んだので、より映像を鮮明に思い描くことができました。
主人公の視点からしか描かれていないラストも、妻・枝実子の気持ちを克明と感じることができました。
話が進むにつれて減る、日記・手帳の漢字。人名。(アルジャーノンを少し思い出しました。)
一日に数分だけ、自我を取戻し、”自分”を見つめなければならない。こんなにも残酷な生の中、それでも生きていかなければならない。
私の少ない語彙では全くこの本の魅力を伝えられない事が悔しくてたまりません。
渡辺さんが映画化を熱望した気持ちがわかります。
是非、映画とセットで読んでほしいです。
最近荻原さんの本にはまりつつあって、それでもちょっと敬遠していた本。
なぜかと言うと、、、映画化されていたから。
なんか、もっと上の年の人をターゲットかな、と思って。
でもでも、これは読まなくてはならない本です。
所謂「死んでいく話」の類(死んでないけど)で、ともすればお涙頂戴物語になりがち。
主人公が淡々と日記をつづり、そして周りの様子を観察する。
周りの微妙な反応を読み取ろうとするから悲劇のヒーローでは終わらない何かがある。
それでも、自分がもしこうなったら、と思わずにはいられない。
アルツハイマーにはならない、と思っていても若くても読むべき一冊です。
わたしも物忘れがひどいほうなので、どきどきしながら読んだ。
すこしさみしいお話だけど、あったかい終わり方でほっとした。
自分が自分じゃなくなるなんて、
あまりにも怖いし想像もつかない。
だけど現実に、
そんなことが誰にでも起こり得る。
周りの人をもっと大切にしなきゃ、
とかまじめに考えてしまった。
やはり最後は悲しい結末でしたが、本人は幸せなまま逝けるのかもしれませんね。家族の苦労、苦しみは身につまされます。
50歳を前に若年性アルツハイマーにかかり日ごとに記憶力を失っていく主人公。仕事の責任者として家庭の柱としてまだ倒れるわけにはいかない。記憶をつなぎとめようと何度もメモと復唱をするが病状の進行は早く次々と失態が重なる。回復の期待が持てないことを分かりつつも懸命に明日を生きようとする姿に教わることが多い。
辛くて切ない。本人も家族も。あたしも家族も健康でいることがとってもありがた-く感じる話。大事な人や幸せな思い出をみんな忘れて、この先に幸せはあるのかな。ッて、ちょっと鬱っぽくなった。でも映画も見てみたい(*´8`*)
50歳で、若年性アルツハイマーと診断された男性。
少しずつ自分が壊れて行く恐怖
昨日まで当たり前にできたことが
とつぜんできなくなるその恐ろしさ。
愛する妻すらわからなくなるその恐ろしさ。
これは誰しもひとごとじゃないよね
自分自身に置き換えて読んでしまう人
たくさんいると思う
それくらいリアルで怖かった・・・
映画を先に観たのですが、本は、文字を通して余計にアルツハイマーの怖さ、切なさを表現し尽くしてます。同じ病の方に理解の示せる人でありたいと思った。
数年ぶりに2度目を読み終えた。自分が内側から壊れていく恐怖と悲しみ。最後、妻の事さえ忘れた夫と、それを受け止める妻の場面を読む為に読み進めていった気がする。
若年性アルツハイマーに
かかった主人公が
記憶を少しずつ失いながらも
懸命に病気と戦って
生きていく物語
すごくつらい
読んでる途中も
読み終わってからも
やるせなくて辛くて
切なくて…
道端でメモを散らかして
立ち尽くしてる姿を
笑う通行人の場面が
本当に涙もでないくらい
読んでてつらかった…
この本を読むまで
アルツハイマーの症状とかも
詳しく知らなかったから
すごく勉強にもなりました
すごく切ないし
読むのも辛くて悲しい
けど、すごく
いい本だと思います
若年性アルツハイマーを発症した50歳の男の話。
本人の視点で少しずつ進んでいく症状と共に進んでいく。
少しずつ増していく症状への恐怖・焦りを感じ、自分が自分である為に抗おうと懸命に努力する姿に心が痛い。
もし自分が同じことになったらと考えさせられる。
今を大事にしたいと思う。
最後は涙を流さずにはいられなかった。
ある意味非常に怖い小説ですな。 30代にして、「誰やったっけ…」とか「ほらほら、あれ…」とか記憶の引き出しを掻き回すことがしばしばある私にしてみれば、まるで他人事ではない! と恐れ戦くほどのホラーじゃないか。 多忙な業界でサラリーマンとして働き続けてきた壮年の男性が徐々に変化していく様が、とてつもなくリアルに迫ってくる。 仕事上で大きなミスを犯すんじゃないか、電車に乗って遠出なんかし... 続きを読む »
渡辺謙で映画になったやつです。最近物忘れがひどくなってきた中年サラリーマン。めまいや頭痛もひどく、うつ病を疑いながら病院へ。しかし、告知された病名は「若年性アルツハイマー」。アルツハイマーは進行性の病気で、脳細胞が死んで脳がスポンジみたくなっていくものです。自分を自分としている核となる記憶や人格が信じられなくなっていく・・・というのは大変なことです。どうせ分からないんだから、本人はつらくないだろうというのは大間違い。徐々に自分が崩壊していく恐怖は想像を絶します。人間のプライドってきっと最後まであるはず。その人の人生の重さはきっと誰でも同じ重さ。大切な人、大切な愛。大切な命。

ホラーでもサスペンスでもないのに、これほど怖い小説は他に読んだことない、というくらい、怖かった。
記憶喪失がテーマの小説は数あれど、記憶喪失の患者を一人称でこれほどリアルに描いた作品は珍しいのでは。...





