最後の願い

著者 :
  • 光文社
3.56
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本棚登録 : 200
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334924522

作品紹介・あらすじ

新しく劇団を作ろうとしている男がいた。度会恭平。劇団の名は、劇団φ。納得するメンバーを集めるため、日々人材を探し回る。その過程で出遭う謎-。日常に潜む謎の奥にある人間ドラマを、優しい眼で描く青春ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 初めての作家さん
    次々と開かれる話・・・
    面白かった~~

  • 2014/8/28

  • 『十八の夏』以降の作品ということで、こちらは楽しく読めた。登場人物たちも魅力的で、連作のつながり具合も楽しかった。

  • この作者は文章が非常に上手い。内容はやや無理筋があるものの、まずまず。最終章は特に良かった
    4.1点

  • なんとな~くタイトルに惹かれて読んでみました。

    劇団を1から立ち上げていく話なんですが、
    メンバーになる人たちの話が1つ1つの短編になっていて。

    どれもすっごく切れがあって面白かったですね~

    グッときたのは、「最後の言葉は・・・」と「彼が求めたものは・・・」

    次から次へとページをめくる手が止められない程の魅力ある本でした。

  • 舞台役者が探偵役の短編ミステリ。一つ一つが繋がっててたのしい。

  • 個性的な登場人物がバンバン出てきて、ちょっとした不思議来事を解明していく、そんな感じのストーリー展開です。強烈な個性に引き込まれるかのように、読み進められた。 さっぱりとしていて、おもしろかった。

  • 救いのある話。
    ひとつひとつのエピソードが好きだった。
    度会のキャラクターが特に好き。
    個性的なキャラクターが生き生きしていて、読み終わって爽やかな風が吹いた感じがした。

  • 嘘も誤魔化しも赦さない鋭い推理が、優しくもないのに妙に救われる物語でした。

  • 新生劇団のメンバー集めを通して日常の謎を解いていくさらりとした話。
    日常とは言っても半分くらいは死に直結しているのだけど。
    渡会と風間のギャップが見てて面白い。
    続編書いて欲しい。

  • 2010.05.18

  • 装幀 / 福田 昌弘(キックアンドパンチ)
    カバー写真 / KOICHI YOKOYAMA/amana images
    初出 / 『ジャーロ』2002年春号・夏号、2003年冬号・夏号、2004年冬号・夏号、2005年冬号。

  • 劇団を立ち上げるべく奔走する青年と、劇団員にスカウトしようと思っている人たちをめぐるちょっとしたミステリー。
    連作短編集。

  • 小劇場演劇。芝居。
    劇団Φ
    キャラクターが魅力的。
    ただ、少し、先が読める感じ。

  • 連作ミステリ。そんな話ばかりではないのだが、必要以上に優しいふわふわした印象。

  • 一人の青年が劇団を立ち上げようといろんな人をスカウトする。

    主人公ごとにお話があり、面白い。

  •  劇団主催者がささやかな謎を解き明かしていく短編。構成は面白いけど、説明的な会話がまどろっこしくてかなわん。

  • 2008.4
    タイトルから湿っぽい話を想像していたので、
    このテンポのよさと、1話目の毒舌お姉さんにやられた。

    劇団をつくろうとしている青年が、劇団員をスカウトしていく。
    一見芝居とは関係のないところからも、だんだんと集まっていく人々。

    芝居をする側の目線から、
    人の小さな嘘を見抜くという設定はなかなか面白かった。
    金田一少年とか、コナンのような。

  • 07.09.07 / 335P

  • 新しく劇団を作るためのメンバー集めをする度会とその仲間が、スカウトしたいメンバーにまつわる謎を解決する短編集。
    面白いな。この劇団員物の続きが読みたくなる。
    欲を言うなら、もう少し謎をひねったものにしてほしいかなと。
    前半はともかく、後半の何編かは解ってないのは当事者だけなんじゃないのか、これはすぐに気づくだろってのも多かったから。

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著者プロフィール

広島県尾道市生まれ。詩集や童話集を出版したのち、一九九八年『時計を忘れて森へいこう』でミステリ界にデビュー。二〇〇二年「十八の夏」で第五十五回日本推理作家協会賞短編部門、十一年『扉守 潮ノ道の旅人』で第一回広島本大賞を受賞。主な著書に『星月夜の夢がたり』『イオニアの風』『風の交響楽』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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