- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925161
感想・レビュー・書評
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“早く大きくなって大人になって、独りで立って生きていきたいと願っていた。それなのに、大人になった私は、恋人がいなくては不安で仕方がない人間になってしまっていた。だが、その恋人という存在が、不安の一番の源でもあるのだ。”
タイトルと冒頭の一文
“二度目の恋愛は、どうも嘘っぽい気がする。”
が気になって手にとった。
ドライフルーツがたべたくなった。ワインと一緒に。
ストーリーはなんとなくこんなかんじ。
結婚に踏み切れないでいるOL綾乃と離婚後ちょっと家でのんびりするようになった元専業主婦アキ。二人がひょんなことから知り合い、遊覧船だの米屋の娘だのがでてきて干物だのワインだのしゃぶしゃぶだの黒胡麻ポッキーだのを食べたりしながらまぁなんかたのしくやったり切なくなったりして、結局結婚すんのかどーなんだこら?ってかんじになる話。ある意味ゆるい系。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
だめだと思いながらも、不安になる気持ち。
恋愛している人なら感じたことがあると思うそんな気持ち。
妙に共感してしまう話だった。 -
なんか自分と重なる部分があった。
切なくなった。
・・・けど読むのが疲れた。 -
主人公の葛藤と矛盾が痛いくらいよくわかった
自分を壊して自分を確かめる
河を挟んだ向かいのマンションのベランダに
吊される自分を何度も見る
そうだ
こんな孤独がある
こんな安心感が欲しいよ
このストーリーのような素敵な出会いなんてなかなかないけど
心情はとってもリアル
ラストもすごく好きだった -
最後の終わり方が微妙だったけど、それ以外はすきだった
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うんうんうんうん。分かる。
「女」である限り、こんな考え方しかできないのよね。
多分私もいつかはこんな女になるんだろな。
世の女性はこんな恋愛観・人生観を抱いてるんだろな。
共感できる。
そんな物語。
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最後、画面が走る。
呼吸が出来なくなって、自分まで迷子になってしまった気分になった。
今思い出しても不思議な作品。 -
主人公の曖昧で矛盾してる感情とか、考え方が、妙に自分と重なるような気がして
ちょっと他人事とは思えないような話だった。
全体的にやわらかくて、でもやりきれない切なさと闇を秘めた物語。
結構好きだなと思ったのだけど、ラスト数ページに思わず「えー!?」
どうしてそこで、こうなるかなっていう。わざわざそのシーンはいらないんじゃないかと。
なんだかなぁ。納得いかない。変な終わり方。勿体無い。 -
表紙の綺麗さ
心情の一致
30代女性
川 -
今のうちの心情にぴったりすぎて、コワい。。。笑
この本の主人公は彼氏がおるけど、それでもずっと不安が取り除けない。彼女の言葉にはたくさん共感できることがあった。
でも、どうしたらその不安が取り除けるのかはわかんなかったけど、それでもいいんだ。って思える最後でした
何回も読み返したい