暗闇のヒミコと

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著者 : 朔立木
  • 光文社 (2007年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925871

暗闇のヒミコとの感想・レビュー・書評

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  • 事件が起こった時、理屈に合った動機を無理やり作るのは必要ないと常々思う

  • 現役弁護士による裁判小説とまとめるとカチカチの鋼鉄に思えるが、事実と「人間の想い」の混ざり具合がちょうどよく、絶妙な硬度であった。
    ある殺人事件で容疑者となるが冤罪を主張する看護師。彼女を巡るメディア・警察・検察・弁護側の攻防を通して、捜査・裁判・報道は全て人間が関わっているのだからいつも同じ結果が出るとは限らない、という筆者のメッセージが伝わってくる。
    彼女が実際に殺人を犯したのか、冤罪なのか、それは最後まで明らかにされない。私たちがいつも現実において真実を知り得ないように、この小説でも真実は明らかにされず、残るのはただ人間による裁きだけ。それが社会秩序をつかさどる司法の仕組みなのだと思った。

  • 著者が弁護士さんということで、とてもリアルに仕上がった作品だった。
    専門用語が多い割には、読みにくさはあまり感じなかった。
    伏線を隠そうとせず、まるでドラマの予告のように使って表に出し、
    後に引っ張る書き方には好き嫌いがあるだろうなと思いながら読んだ。
    推理小説ではないし(一応白黒はつけなければならないが)問題はないかと。
    やっぱり魅力を感じない女だった。なぜ肩入れしたのかも分からない。
    間に挿入された同期の友人話のほうがうんと入り込めた気がする。

  • 裁判についての話は初めて読んだかもしれないけど、とても面白かった。
    実際に裁判員制度も始まっているのだから、いつ、自分の身に起こるかもしれないと思うと、本当にすごくリアルな描写だったと思う。
    やはり漢字や聞きなれない単語が多かったので、途中読み詰まりになってしまったけど、時間がある人には一読する価値ありです。

  • 映画の「接吻」をちょっと思い出した。

  • 高級老人ホームで2人の老人が殺される、容疑者としてあがったのは女性看護師。実際、テレビでも見かけるような、派手なパフォーマンス、言動を続ける容疑者、その容疑者に振り回されないよう慎重に取材を進めようとする新聞記者。事実を淡々と積み上げていくという手法。真相は明かされない。リアルなのかどうかわからないけど、法廷の場面が丁寧に描かれます。裁判員制度導入を控えて、勉強にはなるかも? でも、結局、裁判で判明するのも真実とは限らない、神のみぞ知る。

  • 冤罪をかけられ、まるでアイドルのようにファンを集める女性と
    彼女に取材を続ける男性。
    弁護士が書いただけあって、裁判についての内容が細かい。

  • 老人ホームの職員の女性が容疑者として逮捕されるが
    無罪を主張。
    本当は白なのか黒なのか、読者を迷わせる。

  • 装丁買い。
    そしたら鈴木さんトコでした。納得。

    内容は、とにかくまどろっこしい。
    話の後半にもってころうもってこようとするあまり
    「これこれこういっていた、していたのは
     こういう意味だったのかと後に私は知ることに・・」
    などの文が前半に多く出てくる。
    こういう文って一つだけにしとかないと
    二つ以上はちょっともう読者は悟るよ・・。
    そして疲れる。とにかくまどろっこしい文章。
    提出書類で文章の枠があるとき、最初に自由に考えて
    文章を削っていくけど(言い換えてね)
    その段階とかじゃない・・・
    これは書き下ろしだからかな・・・。
    枚数制限のある連載とかなら
    こんなことにならなかった・・・・・・のか??
    いや、これは作者の性格かな。

    踏まえて、後半はほとんどといっていいほど
    裁判の内容なんだけど、これがまた
    リアリティなのか性格なのか正確なのか
    まどろっこしい。大学のテキストを思い出したよ・・。
    いやあ、ついてこれるのかな?


    テーマが何なのかまったくわかりませんでした・・。
    冤罪はどうなったんだろう、少なくとも
    きちんと最後扱ったのかどうか・・
    裁判の流れと検証して、冤罪ではなかった、
    自白なき裁判でその事件の動機は
    「こころのなかのたまったものが
     突出するときに起こす行動・・・・?」が
    あるんだ・・・といったような。
    なんだか消化不良すぎて落ち込みました。

    最後に死んだ彼の話がなければ、
    ☆は一つだったと思う。
    心境とあわせてやけに気になったところでした。

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